不思議✨骨董招き猫せんきっつあん物語No.30「突然現れたツレ」

オレの名前は千両箱のせん吉
今はせんきっつあんと呼ばれている

何だか喋るのは久しぶりだな
ちょっと喋りたくない気分だったんだ
わけは今は聞かないでくれ

そんなオレの気持ちが一気に上がったのは、別れ別れになっていたツレのアイツがオレの目の前に現れた時だ！

「本当におまえ、ダンジなのか？
おまえよく元気で生きてたな

それにしても、おまえ凄みが増したなぁ
オレより老けてるぞ

今まで苦労したのか？
ちゃんと食べてたか？
酒は飲めてたか？
オレは心配してたんだぞ」

しかしここのおなごは、一体どんな力を持ってるんだ？
ダンジをどうやって見つけたのか不思議だ。
（せんきっつあん、いくらでも教えますよ　by私）

「ダンジ、昔のように大きな千両箱じゃないが、ここは居心地いいぞ。
酒もあるし、美味いものもある
おなごもたくさんいるしな

昔みたいにまたオレたちで千両箱をいっぱいにしような」