不思議✨骨董招き猫せんきっつぁん物語12「オレの連れを探してくれ」
オレの名前は千両箱のせん吉
今はせんきっつぁんと呼ばれている
ちーっと前の事、ここのオナゴがオレを千両箱に乗せてくれた
オレは絶好調だ!
もう何でもいっぱい喋っちゃまうぜ
実はオレには連れがいた
オレと同じで左手を上げて
同じような色をしているが
連れは目つきが悪い
オレとは大違いだ
(えっ?せんきっつぁんも初めて会った時、目つきはかなり悪かったよねby私)
連れとはずーっと一緒で
オレは左側の千両箱で睨みをきかせ
連れは右側の千両箱の上にいたんだ
ある時、その千両箱が運び出され
連れもいなくなっちまった
連れとかわした最後の会話は
「アニキ、オンナにモテた事ありますか?
オレは話した事もないんで、オンナがいっぱい居る所に行ってみたいって思ってます」
「オレだって、行ってみたいに決まってる!」それが最後だった。
もう別れ別れになってどのくらい経つか分からないが
オレはあの時の夢を叶えて⁉️
今は、オナゴに囲まれた毎日だ
弟分よ、お前を見つけてまた一緒に暮らしたいな。
ここはいい香りもして、居心地がいいぞ。
おい!おなご、オレの連れも見つけてくれ
頼んだぞ‼️
(ありゃ、頼まれちゃったけど、探し方が分からないな💦by私)
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