不思議体験
私が小学2年生の頃 一緒に住んでた伯父さん(2人いるうちの1人)が亡くなった 深夜に友達と温泉に入ってくると言って車で出かけて電柱にぶつかって 逝ってしまった 深夜の霧の濃い日だった
亡くなってからだいたい1年後の深夜(1時くらいだったか)部屋で母と寝てるとき居間の方から パシッ、ピキッ と音がするのが聴こえた
これはヤバい!と思い慌てて母を起こした 母は大丈夫だからねと言って抱きしめてくれた その音はだんだんと近づいてきてバンッ!と音がして部屋の前で止まった もう涙ボロッボロだった もう死ぬんだぐらいに思ってた
それからその音は台所で聴こえ始め、風呂場へと向かっていった とても確認に行くほどの勇気はなかった
それからいつの間にか寝てたようで、7時くらいには起きた 母となんだったんだろうねと話をしてた時 祖母が「みんな起きて!お風呂がお湯で一杯になってる!」とすごく焦った様子で起こしに来た 見に行ったら邪口全開でお湯が流れバスタブいっぱいになっていた それから夜中に会ったことを祖母に話した ちょうどその日は一周忌だった
伯父さんは風呂好きな人で仕事帰りや出かけて帰ってきた後はすぐに入りたい人だった
あぁそっか、家に帰ってきたんだな と思った
それから一周忌法要に来たお坊さんにもそのことを話したら「それは帰ってきたというのをご家族みんなに教えたかったんですね」言われた 伯父さん、もっと静かに帰ってきてよ 普通に怖かったわ
それからは全く不可思議な現象は起きなかった(壊れた時計が動き出したぐらい)ちゃんと天国に行ったんだと思う、たぶん
これが私が初めて体験した不思議体験でした
完
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