デビューしてから伸びてる人もいるよねって話

あくまでどこかに書き置きしておきたかったもの+個人的な観点から見たものとなっております。

特定の個人を攻撃するつもりはありませんが、あえて刺激の強い言い方や辛辣・悪意のある表現を行っていたりと、言葉を選ばずに書いている部分もあります。

そして統計学的な観点や数字としてのデータ、論理的な内容は取り扱っておりません。
あくまで体感ですので、そういったデータを所望の方は、申し訳ありませんがお帰り下さいませ。

デビュー前はこちらから↓

↑はタイトル通り「デビュー前から伸びてる人」の事をメインにしてたので、既にデビューした人にとっては、どうでもいい話にしかなりませんし、前回との関連性は極力切り離して書いております。
既にデビューしていたりデビューしたばかり、今後デビューする予定のない方は読まなくても問題はありません。

あと、デビューして暫くは「Vtuber」というジャンルの活動を楽しむのが一番だと思います。

それこそ数字とか同接とかを重きに置いて考えず、「最初の内にしか楽しめない」事を存分に楽しんで下さい。
ゲームに限らず何事もそうですが、「初見プレイ」って人生で一度しかできませんし、何だか妙に楽しいですよね?

……さて本題ですが、前回ではデビュー前の人・事に対して思った事をつらつらと書いておりましたが、今回はデビュー後(特に初配信から6ヶ月以上経過してる人)に重きを置いた話になります。

長く活動を行っていれば行っているだけチャンネル登録者数は伸びていくというのは当然だと思いながらも、youtubeですら本格的な活動を開始して一年以上、それでも収益化どころかチャンネル登録者数が1000人すら行かない方が沢山いるのがVtuber界隈。

そして最初こそ同接も50人や100人いたにも関わらず、活動期間が長ければ長いほど『新人』というバフ効果が切れてしまったり、飽きられたりと色々な理由であからさまな目減りが見えてしまって数ヵ月後には同接20~30人、そんな中でもアクティブ人数
(※この記事内では配信最初・最後の挨拶、歌枠の弾幕、拍手に加えて、配信中ある程度の受け答えが可能なコメント等のリアクションがあってコミュニケーションを取れるリスナーの事を差す)
が1/2も居るかどうかが怪しくなってくる、そんな厳しい世界。

そんな渦中でこれからの活動に対して不安や悩み、疑問を持ちつつも、どうしたらいいか分からないまま止まる事もできず、停滞や負のスパイラルから抜け出せない……という方は多いはず。

そんな中でも、何故かある日を境に数字が伸び始める方はいる。
あ、そんな貴方に今だけの耳寄りな情報があるからフリーダイヤルまでとか、現品限りの幸運の壺を売りますので買って下さいとかは言いませんので安心してください。

たまたま投稿した何かがバズり他所に取り上げられた、某箱の凄い方と野良で遭遇して切り抜かれた、何かしらの縁を巡らせコラボまでこぎ着けた等々。

いわゆる凄い誰かの目に止まって取り上げられるという「運」の巡り合わせでポン、と伸びたというものがある。

だから皆も巡り合わせを求めて運に頼り、その運で引き寄せたチャンスを逃がさない様に頑張って下さい!以上!!

……と言ってしまえば元も子もなく、そういった運任せに極振りした様な方法は『例外』として扱います。
それで全員伸びたら苦労しません。
私だって伸びたいです。

あと、際どい方法で責めるASMRを始めるという方法や外部サイトに誘導してR-18な方向へ振り切る方法、真っ黒でドロドロな物言い系への転向も。

それ以外でも伸ばせる可能性は十分にある。

※以降はyoutubeをメインに見てきた話になるので、show-roomやReality、tiktok等のプラットフォームでは通用しない恐れがあるので注意。

例えば。
活動を一年以上継続していて、コラボや楽曲を取り上げる配信に応募等を行っておりました。
オリジナル曲も何曲か持っているにも関わらずチャンネル登録者は1000~2000人、ひとたび配信を取ろうものなら同接20~30程度と一定の数字を安定して獲得できるものの、鳴かず飛ばずな状態の個人勢がいました。

しかし現在は活動方針の根幹は変えないまま配信の方法を変え、誰かとコラボをする機会や動画を出す頻度も著しく下がり、音楽を取り上げる配信に応募等を行っていないにも関わらず、一年くらいで登録者数1万人近く、同接も200人前後、多い時は300~400を叩き出している方もいます。

上記の方に関しては、活動方針に関与するマネージャーを付けたからという理由もありますが。。。今回はそれもナシの方向で。

じゃあ何故、同じ活動期間の人でも伸びてる人と伸びてない人は何が違うの?という部分を個人的に見つめてみた。

伸びてる人の特徴として、大体共通している部分が

・同じジャンルの配信を行っている

・ほぼ毎日(少なくとも隔日など)の高頻度で配信ペースを行っている

・ほぼ決まった時間帯に配信活動を行っている

というものが見えてきた。

結論から言うと、伸びてる人は、自分の強みであるジャンルを確立しており、そのジャンルでほぼ毎日、だいたい同じ時間に配信をやっている。

要は、デビュー前の内容と同じく「とにかく誰かの目に付く様に行動しろ」という部分に通ずるものはある。
……が、不思議なのは、『デビュー前の様にshortを出しまくったり、とりあえず流行に乗って何でもやればいい!』とは違って、『ジャンルに関わらず何でもやってる人ほど伸びない・伸びづらい』傾向にある。

勿論ジャンルに関わらず何でもやっていて伸びているという人は少なからずいるとは思うが、そういう方は何をやっても面白い人という、言わば「配信活動」というジャンル自体に天賦の才がある様な方なので、それを目指すというのは無理がある。

それでは、何でもやって目に付いた方が有利な筈のに、なぜ何でもやってる人ほど伸びないという傾向が多くなっていくのは何故なのか。

ほぼ同じジャンルの配信とは

具体的に言うと伸びてる人は、自分のざっくりとした強みを知っており、それを生かした活動……例えば歌なら歌配信、ゲームならゲーム配信(一度に何本も抱えるのではなく一~二本に集中してプレイする)など、自分の核となるコンテンツを見据えていて、活動形態をほぼ一本化にして絞っている。

いわゆる『メインコンテンツ』というものを一本、多くても二本で確立しており、それ以外は基本的にサブコンテンツとして扱っている事が多い。
最悪見られなくても問題ないと割り切っていたり、配信アーカイブは限定公開して再生リストに纏めていて表からは見えない様にしていたりと、息抜き状態と化していたりする。

歌配信をメインに扱う人はひたすら歌配信を行い、ゲームジャンルに関しても「ゲーム」というカテゴリで一纏めにするのではなく、麻雀をする人はひたすら麻雀を行ったり、APEXをする人はひたすらAPEXを行って上のランクを目指す様に、自分の中に特定のジャンルに対する強みを作っている方が多く、漠然とした流行に乗る以外の需要を確実に築いている。

恐らく集まっているリスナーに対して「この人って何をメインにやってる人?一つだけ教えて」って急に聞いた場合でも、10人中8人位が口を揃えて「これだ」って同じものを答えられるレベルで

ジャンルの中に自分の要素を練り込みながら、「あなたに興味はないけど、あなたの行っているコンテンツに興味があるから見に来た」→「『あなた』というコンテンツを見に来た」へと変えていき、結果として「自分=コンテンツ」へと昇華させている人が多い印象にあった。

単純に考えると、パッと見で何をやってるか良く分からない人なんかより、何をやってるか分かりやすい方が目的に沿って探しやすいです。
例えば、歌が上手くレパートリーの多い人の歌は惹き付けられますし、ゲームが上手かったり強い人のプレイスタイルって参考になりますもんね。

ほぼ毎日の配信ペースとは

上記の様にメインコンテンツを見据えて一本化していても、伸びないんですけど?って人も残念ながらいたりする。

そんな人の中には配信活動が週に2~3回だったりと、単純に発信する頻度が低いから目に付く確率が低くなっているという可能性がある。

何もない間はアーカイブを回して待つ……というよりは、他所の配信に言って構ってもらったり話題を共有したりと、余程の芯が強い単推しの方ではない限りは他所の配信で時間を潰したり欲求を満たせてしまうので、最終的にそちら側へと移ってしまい離れられてしまうという場合がある。

最近のソシャゲが絶え間なく何かしらのイベントやコラボを行ってアクティブ時間を増やそうとしてくるのと同じ理由みたいなもの。

これも何度も言っている様に、高頻度で活動を行う事によって「誰かの目につく」という一環からくる事で、より目に付く先へと人が流れてしまっているというもの。

……とは言うものの、言うだけなら凄く単純で簡単な事なんだけれども、人を留めさせるという事は実際は凄く難しい。
専業でもそうだが、兼業をしてる人なら時間が取れない等といった理由も重なってくるので尚更。
私だって、それができるなら日刊で書いているレベル。

じゃあそういう人は何をしてるのかと言われると……正直、夏休みや入院とかの理由で少し長めに休む以外に、高頻度で配信しない人の中で極端に伸びているという人は見た事がない。
そんな最中に伸びたという事例は、過去の動画が何かしらでバズった等の『例外』に当たる可能性が高い。

じゃあ諦めるしかないのか……という訳でもなく、そんな高頻度で配信できない人の中にはshort動画を上げている場合が多い。

一から作るのも良いが、人によっては「自分の配信アーカイブ」という最高の素材を切り抜いて(少しだけ編集したり無加工だったりと様々)動画を作成し、「私の配信では何をやってるのか、何が起きているのか」という見所や、ストーリー的ハイライト的なものを作ってポイポイとコンスタントに投稿してる人もいる。

何よりコンテンツに触れてもらう事が大切なので、「何もしない」よりは良いのかも知れない。
上記の様に、過去に上げた動画が「何かしら」の理由で「誰かの目に止まり」「バズる」可能性があるんだから。

ほぼ決まった時間帯とは

勿論時間帯も大切。

例えば平日のド深夜とか真っ昼間とかなんて、日本ではほぼ誰も配信を行っていない穴場ではあるが、何故その時間に誰も配信を行わなかったり配信人口が低いかと言われると「見てくれる日本人層が極端に少ないから」。

ニート以外にも夜勤や自営業、在宅ワーカーのリスナーもおり、海外層を狙っているという明確な理由を持って配信をしているという方もいるが、それらはまだ圧倒的少数の状態。

配信を見られない環境で就業や就職に従事している方が数多く存在している状態なので、「昼休みの束の間」を狙うならともかくとして、平日の昼間やド深夜帯に活動を行う事に対してはコアな部分の要求を満たすと割りきったり、日本人ユーザーというよりは海外ユーザーを獲得しにいくつもりで活動をした方が良いかも知れない。

なので大体の人が配信時間を6時~9時、18時~26時の間と、日本人の一般的な生活リズムに合わせて人の集まりやすい時間帯に合わせるので、結果として似たり寄ったりの配信開始時間となりリスナーの取り合いが始まる。

その中でも伸びてる人は、『上記の中の時間内のどこかで配信を行う』というよりは、『上記の時間内で、大体決まった時間に配信を行う』事が多く見受けられた。

最初こそ誰の配信を見ようかと探すものだが、見つけて気に入った方になると次第に「この人の配信時間帯はここだから○○時はこの人の配信を見ようかな」という思考へとシフトする流れを生み出す。

配信時間がブレないので、予定の中に「この人の配信を見る」という予定を組み込みやすく、次第に配信を見に行く事が日常のルーティンへと組み込まれていくという流れを築き上げている様に思えた。

仮に急な予定変更やゲリラ配信を行ったとしても頻発しないのであれば、あなた自身がコンテンツになっているなら納得してくれるし、それなりの人を集められる。

コラボの多い少ない、箱や個人は関係なく、上記の事をやっている方がより多く伸びている印象を受けた。

だが、決まった時間に配信しつつ、他所の時間帯にもアプローチを仕掛けるなんて無理な話では?と思うかも知れない。

動画の方でも、ほぼ毎日、同じく強みであるジャンルで、タメになったり興味を引く、楽しい動画を出し続けられれば該当すると思う。
ただ、何故「Vtuber」という存在の活動方法が数分の動画から数時間の配信メインへとシフトしたのか?という事を考えたら分かるだろう。
何処かの箱に所属している専属Vtuberならともかく、個人で兼業Vtuberなら尚更。

なら一から動画を作るのではなく、その為に切り抜き動画とshort動画を繰り出す。
使えるものは何でも使って、配信以外でもアプローチを仕掛けられるはず。

もちろん弊害も

数字だけを見れば伸ばす方法や戦略は幾つかあれど、残念ながらリスクも伴ってくる。

例えば、歌配信をメインコンテンツ・ジャンルにしている方で良く聞くのが「収益化に乗せづらい」というもの。

youtubeの詳しい内情は知らないので上手く説明できないが、収益前で歌配信をメインにしている方の場合は「権利の関係で収益の為の時間にカウントできない配信が幾つかある」という嘆きや愚痴を聞く事がある。

ゲームや雑談等の、そういった忠告を受けない、受けづらい他の配信も行わないと収益化が達成できないという弊害が生まれてしまったりしている。
なので、他のコンテンツを取り入れて「何でもやって配信時間を稼がなきゃいけない」という可能性が出てきて……という方もいる。

次に、配信アーカイブが残るのでメインコンテンツ以外のジャンルで何度も配信しづらくなってくる心理的な圧迫感も生まれてくる人もいた。

例えば自分の好きなストーリー性のあるゲームやシリーズ物みたいな、何回も配信しなければならないゲーム等となってしまう場合はメインコンテンツとの兼ね合いや今後の予定との兼ね合いが発生してしまい、結局はどっち付かずになり……とコンテンツの迷子に陥る可能性が生まれてくる。

またスプラやクリア後のモンハン等の、ストーリー性を重視しないゲームや突発的なカラオケ配信ならサブコンテンツの常設に置いたりでき、一~二回くらいの息抜きや「面白そうだから」という事で始めても、回数が重なるとアーカイブとして残り続けるのが嫌だから限定公開にしていると工夫している方もいる。

普段から再生リストを見ない方からしてみれば知らない人は知らないコンテンツとなるものの、限定公開の場合はアーカイブがスッキリするので止むを得ないという感じではあった。

最も、何でも手を出しては中途半端に配信して途中で止める人事を繰り返す様な事を繰り返す人に関しては、何であろうと例外なく伸びていない。

(配信規約が変更され配信できなくなった等止むを得ない理由を除いて)配信中断や中止の理由はどうであれ、諦め癖がある人だと思われるので、どうせ途中で止めるだろうし見なくていいや、他所で見よ。となる。当たり前だが。

それで数字を伸ばせるのは、手当たり次第に手を出す事がどうでも良くなるレベルで他に大きなコンテンツ力を生み出せる様な人と大きな箱くらい。

その為、好きなシリーズでもどうしても長期間の配信になりそうなジャンルやシリーズのものは、そのジャンルをメインコンテンツに置いていない場合は組み込みづらくなってくるのだ。

大体の配信者が【RPG】というゲームジャンルの配信を避ける理由はそこにある。

そして目につくという事は当然、概要欄の禁止事項に該当・抵触してないと勘違いしている、或いは読む筈のない招かれざるお客様を呼び寄せてしまうという事も普通にありえる。

中には上記の様な伸びる事を意識した配信を行った結果、チャンネル登録者数や再生数、同接というキチンとした実になる数字こそ得たものの、古参が揃って出て行ってしまい客層がガラリと変わってしまったという方もいる。

そして一番の問題は、体調不良によりメインコンテンツに沿った活動が困難になる事。

休止なら待っててくれる方もいるが、メインコンテンツで伸ばす事を意識する以上、強みを失うという事は死活問題になり得る。

あくまで「こういう傾向が多かった」という個人的な主観であり、データや数字も纏まっていない個人的な意見の範疇から出ていない事は留意して頂きたい。

上記の通り伸ばす事を意識した配信活動へ方向転換した所で、全ての項目を満たしていても伸びない人は伸びない。

そしてどこまで突き詰めようと受信者側に関しては改善のしようがなく、良い人に廻り合う事ができる様にと運任せにならざるを得ないとしか言いようがない。

逆に急な舵切りによって誰も付いて来ず全てを失うという場合も出てくる。

……とまぁ、何に関してもメリットデメリットは付きまとってくる問題になるので、どこを重視し、何を大事にするかをきちんと見定めた上で活動に取り組んで行くのが一番ではある。

この文章を読んでみて、明日から自分も実践してみようと思っている方もいるかも知れない。

スタイルは人それぞれだから合わない人は合わないし、配信者が楽しくない、楽しめない配信というものはリスナー側にも何となく伝わってくるのだから、自分に合ったスタイルを探しつつ伸ばす工夫を模索していく必要がある事だけは言っておきたい。

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