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全員でつくり上げていく味わい

営業のY村です。普段は受注からデリバリーまでの業務をしております。

恐れながら正直に申し上げますと、私ども営業部員は、日々顧客との商談で自社サイトを見るたびに、世間とのズレをそれなりに・・・いや、大いに感じてはおりました。

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当社は水道・下水道・ガスという社会のインフラを担っています。しかし、メインの水道管はほとんどが道路下に埋設されており、人目につくことはありません。ましてや取扱製品は一般の方が購入するようなものでもありません。

加えて、「日本○○○」と名がついているものの、私が入社した1997年頃は東日本にしか営業エリアがありませんでした。

それゆえ、コーポレートサイトを訪れる方も限られた方だけだろうという認識で、積極的にサイトを改修する必要性を感じていなかったというのが本音です。

NCKファンを増やすためには・・・

そんな中、2018年に現在の日下社長が就任し、「NCKファンを増やす!」という大号令の元、数々の改革が行われてきました。

日下社長の想いはこちらからぜひご覧ください↓↓↓

私はこれまで、顧客に対して丁寧に営業活動を行ってきたつもりです。しかし「NCKファンを増やす」ためにはそれだけでは足りません。
多くの方にファンになっていただくためには、お客様はもちろんのこと、会社を支えてくれている株主の皆様、採用応募者の方、私たち従業員やその家族、そして当社に関わるすべての方に対して、会社の魅力を伝える必要があります。

そういったステークホルダーの方々にとって、最もよく目に触れるであろうコーポレートサイトです。もはや限られた業界だからと放っておいてよいはずもなく、事業をわかりやすく説明し、当社理解を増していただける内容である必要があります。

なんということだ・・・今のままでは全くもって駄目だ・・・

全社員がこう思ったに違いありません。

スラックスじゃなくて・・・Slack?

さて、一社員がそんな思いを抱える中で始まったコーポレートサイト改修の新プロジェクトでしたが、私も縁あってサブメンバーとして関わることになりました。

早速「Slack」という共同コミュニケーションツールをダウンロードするようにプロジェクトチームからお誘いです。

「スラックスなら知ってるけど・・・Slack???」

プライベートでLINEなら使うことはありますが、慣れない新たなツールに若干の不安を覚えながらのスタートです。ちなみに今の若い世代は逆に「スラックス」を知らないという事実にも驚きを覚えました(余談ですが)

私は営業の立場から、製品ページの「ワイヤーフレーム」という全く聞き慣れないものの作成に関わっています。要するに外枠を決める事のようです。
外枠なんて、大したことはないだろうと高を括っていましたが、そうもいかないことに気づかされるまでにそう長い日数は必要ありませんでした。

問いと答えの繰り返し

当社の取扱製品には大きく3つの商品群があります。

①ダクタイル鉄管(簡単な説明を追加)
②ポリエチレン管(簡単な説明を追加)
③鉄蓋(簡単な説明を追加)

売上高でみると「①ダクタイル鉄管」がダントツで上位を占めており、次いで「②ポリエチレン管」「③鉄蓋」と続きます。

ところが、今のサイトに掲載されている情報量では「③鉄蓋」が最も多く、「①ダクタイル鋳鉄管」「②ポリエチレン管」という感じです。しかもそれぞれバランバランに作ったものを継ぎはぎした感じが素人にも一目瞭然です。

そこで、このアンバランスを直すべくいろいろと試みてみましたが、こっちの品種構成に揃えるとあっちが出っ張り、あっちに合わせるとこっちが引っ込むと言う始末。

喧々諤々の試行錯誤の末、サイト制作会社のアドバイスも受け、

「ここは何がいいたいのか」

「この情報は必要か」

こうした「問いと答え」を繰り返していくことで、まさに知恵の輪がほどけていくように解決に向かっていきます。

そしてなんとかワイヤーフレームが完成。
Slackの使い方や単語の意味さえわからなかった一営業社員の私がワイヤーフレームに携わったなんて・・・周りの営業社員とハイタッチをしたいくらいの気分でした。

全員でつくるということ

今回のコーポレートサイト改修プロジェクトは、社内外の協力があってはじめて成功するものなのだと、自分自身が関わってみて改めて感じています。

サイト制作会社との打ち合わせでは、業界に染まった我々の感覚を広い見識で見事なまでに打ち砕いてくれました。年齢的にはおそらく我々の一回り以上は若いであろう制作会社の方々ですが、非常に頼もしく感じております。

「全社一丸」という言葉がありますが、本プロジェクトはまさに全社一丸、メインのプロジェクトメンバーだけでなく、社員全員でつくりあげていくべきものです。私はワイヤーフレームの作成に関わりましたが、他にも多くの社員が情報を集めたり、文言を考えたりと、部署を越えて関わっています。そして皆、どんなサイトができあがるのか、本当に楽しみにしております。

近い将来、新しいコーポレートサイトを顧客に見せる時には、製品ページのワイヤーフレームは自分が作ったのだと、少し誇らしい気持ちで紹介したいと思っています。


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