【ダブル】誓いのゴリアシパルト

 スカーフゴリランダーはドラパルト以上の素早さから、命の珠相当の威力補正がかかった一致120技を撃てる非常に単体性能の高いポケモンです。
 そして、その単体性能というのは上述の一致技であるウッドハンマー、交代技であるとんぼ返りにそのほとんどが集約されています(優秀なサブウェポンはたくさんある)。
 つまり、その二つの技さえ保持していれば、隣のポケモンとの相互作用のために汎用性の低い技を採用する余地があるということになりますね。

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 ガオガエン  191-170-111-*-111-103
 トゲキッス  192-*-115-141-135-145
 ドラパルト  181-155-95-108-95-213
 ゴリランダー 176-177-110-*-90-150
 アシレーヌ  187-*-94-195-136-81
 ドリュウズ  186-187-80-*-85-154
 
 

 陽気のスカーフゴリランダーの素早さ実数値は225なので、この素早さを活かすために草の誓いとぶん回すを使用します。
 
 まず草の誓いですが、こちらは「隣のポケモンが異なるタイプの誓いを同時に選択し、いずれのポケモンも怯むなどせず行動出来た場合威力150で独自の追加効果を持つコンビネーション技となる」という特殊な効果を持っています。
 先に行動したセッターとなるポケモンが誓い技を使用した後、相手のポケモンの方が素早かったとしても間に割り込む形でアタッカーとなるポケモンが攻撃を仕掛けるので、セッターは素早さが高いこと、アタッカーは特攻が高いことが求められます。
 というわけで、現状使用出来る炎・水の御三家の中で最も特攻が高いアシレーヌをアタッカーとして選択しました。となると誓い技は草+水で発動することになります。
 ここで新たな相互作用が発揮されます。
 まず、誓い技は合体した二つの技のタイプのうち、相性有利な方のタイプになるという点です。
 草+水の場合、草タイプとして扱われるのですが、ゴリランダーの特性「グラスメイカー」によりフィールドが変化しているため、技の威力が1.3倍になります。
 さらに、草+水の誓いの追加効果は、相手の場に素早さを1/4にする湿原を広げるというものになっています。
 これにより2ターン目以降はアシレーヌが単体でも相手の上から攻撃出来るようになる上、ゴリランダーにダイマックスを使用した場合、こだわりスカーフの縛りを無視しながらも、こちらもほぼ確実に先制して高火力の技を撃てるようになります。
 
 続いてぶん回すです。
 かねてより、ダブルバトルでプレイヤーを夢中にさせる戦略として「味方を殴る」というものがあります。
 例えばエルフーン+テラキオン。例えばパールル+フラベベ。例えばセキタンザン+ドラパルト。
 今回はスカーフゴリランダーがドラパルトよりも素早いという点に着目し、この2匹で組み合わせることとします。
 スカーフゴリランダー+ドラパルトの組み合わせは、それぞれが相互作用を考慮しなくても戦える強力なポケモンである点が強みになります。
 

 まずスカーフゴリランダーと、並べるための2匹を採用。
 これらの組み合わせでは鋼や草がきつく、耐久面にも不安が残るのでガオガエンを選択。
 ガラル最強のポケモンだと思っているのでドリュウズ(ここら辺から採用理由が薄い)。
 最後にドラパルトを重用する展開で有効なトゲキッスを添えて完成。
 
 コンボ要素が強めですが、それぞれのポケモンの性能を落とさず自然に組み込めてるのでいい感じだと思います。

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