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【日大通信】日本政治史 2023年~2025年(科目コードL30400)課題2

参考資料としてお使いください
日本政治史(科目コードL30400)課題2
 
池田勇人内閣の成立とその政策について纏め、その歴史的意義について論じなさい

〈ポイント〉
 主題はあくまで池田内閣ですが、前史にあたる岸内閣にも言及した上で、池田政権が展開した施策につき、キーワードを意識しながら纏めると良いでしょう。
〈キーワード〉 
岸信介内閣、官僚派、三池争議、所得倍増、GNP(国民総生産)

1960年代初頭、日本は高度経済成長期を迎え、岸信介内閣が経済政策を主導していた。しかし、この頃には経済成長が鈍化しており、国内には大きな社会問題が存在していた。こうした背景の下、1960年に池田勇人が内閣総理大臣に就任し、その内閣は「所得倍増計画」を掲げ、国民総生産(GNP)の2倍を目指す大胆な経済政策を打ち出した。

池田内閣は、官僚派を中心とした政治家から成る内閣であり、彼らは企業と密接な関係を持っていた。これに対して、労働者たちは、三池争議という大規模なストライキを起こし、賃金の引き上げや労働条件の改善を求めた。しかし、池田内閣は、経済成長を最優先する方針を貫き、ストライキを抑え込むことに注力した。

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