almost bluetime

あの日の僕が知らない空へ
願い事が行く
世界を変えるような
そんな特別なことじゃない
振り返れば後悔もまだ
続いていくけど
大事なこと 忘れたいこと
全部荷物に詰めてきた

景色は車窓を流れて
慣れない靴を照らしてる
桜はあの日と同じで
僕らに出会いを教える

部屋の中に差し込む朝日の光
風が吹いてカーテンを揺らす
君も空を見てるかな

汽笛を鳴らす回想
街中に春が鳴る
自動で続く日常が
僕らをそれぞれへと運んでいく
さよならなんて言葉は似合わないけど
代わりはまだ僕の中に見つからないや
青い青い旅の途中にいた

鳴らした足音はまるで
誰かの真似事みたいで
桜はあの日と同じで
僕らに別れも教える

正体のない不安に駆られる夜も
消化しきれない夜も超えて
おはようの先へ

線路が軋む回想
街中に春が鳴る
今を繋ぐ僕たちの
出会いもさよならまで続いていく
あの日確かに僕の中で生まれた
宝石のような想いは
いつまででも僕のものだ
青い青い旅が終わる気がした

何気ない人生の途中で僕は
特別や普通じゃない何かを探していた
だけど実は気づいていた
すぐそばの旅の証
終わる前に言わなくちゃ

ライトを照らす回想
街中に春が鳴る
上手じゃなくても
なんでもいい
今伝えるさ

汽笛を鳴らす回想
心臓に春が鳴る
自動で続く 今日も明日も
僕らはそれぞれへと進んでいく
さよならなんて言葉は似合わないから
またねと最大のありがとうをもって
青い青い旅の終わりの中で祈る
僕たちの春が続くように

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