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生きるとか死ぬとか

生きるとか死ぬとか正直よく分からない。
唯一わかることは、私は今、生きているということ。
ただ、それだけ。

知ってる人が亡くなった。私よりひとつ年下の明るい女の子。会うとよく話してくれてた。そこまで見仲が良かったわけでも、頻繁にあっていた訳でもないけど、その悲しいニュースに、私は言葉を失った。


交通事故だった。直前まで、仲間と飲んでいたという。旅行か何かの道中に事故にあった。


今日は生きてた私でも、明日には死ぬかもしれない。
重い病に侵された人も、健康体の自分も、死ぬ可能性は同じ。重い病に侵された人が、明日交通事故で死ぬかもしれないし、健康体の自分が天災にあうかもしれない。

同じ可能性なのに、私は、明日も、1ヶ月後も、1年後も、10年後も、50年後も、生きていると思っている。
そんな保障はどこにもないのに。


私が生きていたとしても、大好きな人が死ぬかもしれないし、今のどちらも生きているという状態が続くとは限らない。



私はずっと、死にたかった。
死にたくても死ねなくて、だけど、こうして今は生きてて、
彼女は、死にたいなんて思ったこともないだろうし、かと言って生きたいとも思わなかっただろう。

だけど今、彼女は死んでて、そして、私は生きてる。

私は死にたかったくせに、彼女の死を悲しんで、今を生きてる。なんとも、不条理だ。


私は思う。

今あるものを、心の底から大切にしないといけないし、感謝しないといけないし、守らないといけない。
いつ、別れが来るかわからないし、いつが最後になるかも分からないんだから。


そして、自分の人生も。
過去のことを引きずって後悔して、悔やみ続けてる。
未来のことを考えて不安になってる。
そんなのもったいない!

過去でも未来でもなくて、今を、今この瞬間をちゃんと生きたい。

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