加齢と共にできなくなってきた家事をどう乗り切るか
こんにちは!現役家事代行キャストのくらら.べるです。
人は当事者になってみないとわからないことがたくさんあります。自分の親、祖父母、お姑さんなどが「腰が痛い」「膝が痛い」と言っていたとき、労う気持ちはあっても自分が何ともないとちゃんと理解はできてなかったなぁと思います。50代に入って更年期など経験すると体に変化が出始め若い頃とは明らかに体調が違う、しんどくなる、今まで何気なく出来ていたことが大変になってくるというのを身をもって感じます。
なんとなく腰が重い、明け方手が痺れる、急に汗が吹き出す、頻尿になってトイレが近くにないと不安など、、若いころより何をやるにも時間もかかりますし、億劫になるのでもちろん家事などにも影響が出てきます。
普通に出来ていたことがしんどくなるってけっこうショックですし、老いを認めたくないという気持ちもあるんですよね。
でも、こういう時期も工夫して上手く家事を回していきたいですよね。
仕事でお伺いしたお客様からの意見、または自分で感じる加齢による大変になってきた家事は何か、またそれに対する対処法を考えてみました。
①洗濯物干し
家事が仕事である自分がこれがしんどくなるなんてなんか悲しいですが、、仕事は別ですが、自宅の洗濯物を干す作業ですね。最近しんどいのです。何がしんどいのか
▪️洗ったものを洗濯機から出してかごに入れて運ぶのが重くて大変
▪️ベランダで干す準備をするのが意外と面倒
▪️天気が良いと紫外線対策をしないと皮膚に影響が出るのでなるべく短時間で終わらせたいという気苦労。雨が降ってきたら急いで取り込まないといけないという気苦労。これらが気が重い。
▪️ハンガーなどの管理が面倒
いやー(苦笑)面倒のオンパレード。。家事に携わる人間なのになんだか情けなくないか??と、思ってしまいますがこれが加齢、老いというものなんですよ。仕方ないですよね。
でも、面倒だからといってやらないというのはやはりできないので、、(自分的にもそこまで堕ちたくないし)自分の家、または一般的なケースとして考えていきますと
→解決策として。。
(1)思いきって洗濯機をドラム式に替えて乾燥までやってしまう。干すという工程を無くす
(2)洗濯機が一階で干すのが二階というお宅は洗濯機の側に干すスペースを作る。一階になるべく物干し竿などを設置して重いかごを持って階段を、上がらないようにする。
(3)家のリフォームなどの予定がある方は導線を考えた作りにしてもらう。キッチンの側に洗濯機置き場その横にサンルームを作って物干し竿を設置するなど無駄な労力を使わない作りに変える。
二階のベランダには干さなくて庭に物干し台を設置してお勝手口からすぐのところに干すようになったというお客様もいましたね。40代くらいまでは洗濯物のかごを持って階段を駆け上がるなんてことがごく当たり前だったのに、段々無理になってくるんですよね。腰、膝についで腕や肩、手首なんかも不調になってくる方はすごく多いので濡れた洗濯物の入ったカゴはすごく重くて負担です。なるべく洗濯機の近くで干して取り込めるのが理想ですよね。あと、(1)のように大胆に辞めてしまっても全然いいと思います。買い換え時期ならば考えてみてもいいのでは?
②キッチンでの水仕事、料理、ベッドやソファーの下、テーブルの下などの掃除
これはお客様からよく聞くお話です。まずはキッチンですが、キッチンに立ってする水仕事というのは「中腰」の姿勢になることが多いですよね。料理もそうかも。まな板で物を切るのは中腰ですね。キッチンの流し台やコンロの高さや使う人の身長にもよりますが腰が悪いとすごく辛いんですよね。中腰は。なので長時間の作業は辛くなってきます。
→解決策として。。
(1)高さを変えられる椅子に座って作業する
(2)かがんだりしなくて良い高さに食洗機を設置して手洗いを減らす
(3)使う食器を減らして洗い物をボールにつけておいて洗うのは1日一回だけにする。同様に料理も1日一回まとめて作る。あとはレンジで温めるくらいにしておく。
(4)料理はしない。宅配などを利用する
キッチンに椅子を置いてるお客様はけっこういます。座ってちょうどいい高さで食材を切る作業などは問題なく出来るでしょうし、台所仕事というのは基本立ち仕事なので、足腰悪い方、高齢の方には座るところがあるのは助かると思います。
食器をたくさん使用するのはその後の片付けが
大変なのでワンプレート対応の食器にするなど、なるべく洗うものを減らしてボールなどに洗剤を入れた水を張っておきそこに浸けておく。洗い物も1日一回まとめてでも構わないと思います。
家にいる家族の数が減るとか子育て時期ほど食事を作らなくなるのもこの世代だと思います。
食べ盛りの子供がいたりお弁当作ったりもないなら食べきれる量のおかずを時間があるときに作ってしまい、昼、夜はそれを暖めて食べてもいいですよね?うちも大量に作るクセが残っていて、昔の感覚で作ってしまうと2~3日残ってしまうということがありますね。思いきって(4)もいいかもしれない。お子さんも独立したり、またご自分しか住んでないならもう炊事を卒業してもいいのでは?お料理が趣味でしたら工夫しながら大いにやってください!
皆さんいろいろ工夫されてますね。がんばりすぎないことが大切です。
もう1つ、下の方の掃除に関して。これもね、若い元気な頃には想像もつかないことなんですが下の方の隙間などはほこりがたまるのでマメに掃除したいけれど
「しゃがむ」「膝を着く」
と、いう動作は本当に大変になってくるんです。
私のお客様にもひざの手術をして正座とかしゃがむという動作ができないので下の方の掃除をお願いしたいという方がいました。
→解決策として。。
(1)柄が長い道具を使う
(2)なるべく物を置かずロボット掃除機を使う
https://www.monotaro.com/k/store/%E4%BC%B8%E7%B8%AE%20%E3%83%A2%E3%83%83%E3%83%97/
↑こちら伸縮モップのランキングのサイトです。
いろんな優れものがありますよ。
ワイパーもいろんな種類が出ていて、ほこりとりも柄が伸縮するものも出ていますし、柄を最大限伸ばして椅子に座って拭き掃除してもいいかもしれないですね。同様にトイレ用もワイパーがありますし、お風呂洗いも柄が長いものは出ていますよ。あとは床にものを置かないようにしてロボット掃除機をフル活用するというのもいいと思います。
そして、どうしてもお辛いなら
家事代行使ってみてください
年齢が上の方ほど外注に躊躇する傾向がある感じですよね。私もその世代には一応入るので気持ちはわかります。でも私たちの仕事の性質として
または私個人の気持ちとして
困ってる方、何とかしたい方の支援をしたい
と思ってるんですよ。それが本来の使命だと思っていますし、要請があれば飛んでいきますよ~
お試しもできるのでやってみて頼むか決めてもいいと思います。
私も一週間のうちほとんどお客様のお宅に伺わせて頂いてますが家に帰ると実は
疲れはてていまして、、
更年期もありいろいろ不調も出てきたり、昔みたいにパッパッと家の家事がこなせなくなってきたなぁと思うこの頃なんです。同業者ですが
家事代行頼んじゃおうかな??
なんて(笑)思ったりするんですよ。仕事のときは
エプロンをつけるとスイッチが入るようで一応シャキッとやっておりますが。まだまだ現役続行しますよ~がんばらねば。
今日はこのくらいにしましょうか。最後まで読んで頂きありがとうございました。次回もキャスト目線でお送りします!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?