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顔面神経麻痺を発症しました。第2回: 診断のプロセス


病院での診断への道のり

前回の記事では、顔面神経麻痺の初期症状とその発見についてお話ししました。今回は、病院での診断プロセスについて詳しくお伝えします。

診察と初期の検査

病院への訪問
3月29日(金)
朝になり、昨夜のことは夢であってほしいと思いながら、鏡を見たが、やはり現実!
仕事は休み、どの病院に行けばよいのか?何科を受診すればよいのか?と判らなかったため、色々な科がある公立病院に行きました。受付で病状を説明したら、看護師から「顔面神経麻痺みたいだから、まずは最寄りの耳鼻科で診察を受けて、顔面神経麻痺でなかったら、脳梗塞の疑いをMRI検査で調べるので、再度、こちらに来てください」と言われた。
私は、不安MAXだったので、先に脳梗塞の疑いをなくしたいため、MRI検査を頼んで診察してもらった。脳神経外科の医師から検査の結果は脳梗塞の疑いはないので耳鼻科を受診するように勧められ、薬を処方されてその日は帰宅。

3月30日(土)
地元の行きつけの耳鼻咽喉科に行った。
医師に症状を説明し、顔の表情をみたら、「重度の顔面神経麻痺だから紹介状を書くので大学病院に行くように」と言われ、ステロイド薬を処方された。
その日は土曜日だったので、紹介された病院は休診。週明けの月曜日に電話をしたが当日の診察ができず、翌日の火曜日に予約を入れた。

医師への相談

4月2日(火)
私は病院を訪れ、顔面神経麻痺の疑いを医師に相談しました。医師は私の話を注意深く聞き、顔の動きや表情に注目しました。
医師は顔面神経に関連するいくつかのテストを行いました。目を閉じたり、眉を上げたり、口を開けたりして、顔の筋肉の動きや対称性を確認しました。また、顔面神経の感覚を確認するために、軽い触診も行われ、重度の症状と診断されました。

リハビリテーション科にて検査

4月11日(木)
顔の神経に電気を流し、神経の反応を確認した。電気が流れるときにチクリとし痛みを感じたときは、まったく神経が反応していない状態ではないことに、若干の希望を感じた。検査時間は10分程度だった。
また、顔面神経麻痺の場合はマッサージの仕方と首の後ろ側を温めると良いとの説明をうけた。
結果、神経は16%機能している事が判明。
※10%以下の場合は、入院・手術になるとの事だった。
良かったのか?悪かったのか?わからず帰宅。次の診察日は5月13日。

診断の確定

検査結果をもとに、医師は顔面神経麻痺(ベル麻痺)の診断を確定しました。右側の顔面神経がウイルスにより炎症を起こし、筋肉の動きに支障が生じていることがわかりました。この時点で、早期の治療が必要であることが強調されました。
なお、このウイルスは誰しもが持っていて、「風邪、ストレス、疲れ等により、抵抗力が弱まっているときにウイルスに負けてしまい、炎症を引き起こす」との説明を受けました。

診断結果の受け入れと心境の変化

診断が確定したとき、医師へ治るのか?と聞いたところ、「70%くらいの人が完治しているが、治らない人、後遺症で病的共同運動(口を動かす動作に連動してしまう)になる人等もいるので、気長に治療したほうが良いと言われた。
私はさまざまな感情に襲われました。驚きや不安、そして少しの安堵が入り混じった気持ちでした。実際に病名がついたことで、より現実味が増し、治療に向けてどのようなステップを踏むべきか、具体的に考えるようになりました。

次回予告

次回は、顔面神経麻痺の診断から「治療とリハビリの開始」についてお話ししたいと思います。どのようにして日々、どのような事をしているのか、そしてどう変化してきたかを共有しますので、ぜひご期待ください。


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