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ヒヤシンスの水栽培とヒヤシンスハウスのはなし

少し前のこと。
ホームセンターコーナンの園芸コーナーの棚の片隅の段ボール箱に、ヒヤシンスの球根が3個残っていたので、買って帰った。
うちに2つ水栽培用の容器があったので、2つはそれに入れ、残りの1つは、プリンが入っていた器に入れていたけど、根っこが伸びて来るまでに、花瓶として使っていた容器を確保できた。
それから、3兄弟は、うちの窓辺で、自分が何色の花が咲くのか、分かってるんだか分かってないんだか、白い根っこをのびのびと泳がせながら、成長している。

ヒヤシンスは和語で「風信子」とか「飛信子」とかというそうだ。
香りが風で運ばれる様子を表しているそう。

詩人の立原道造が、自分のすみかにと考えた家の設計図を遺している。
24歳でこの世を去り、その建物は設計図をつくるところまでで終わってしまったが、その家の名前を設計の段階で「ヒヤシンスハウス」とつけていたそう。
設計図の建物は、こぢんまりとしていて、いかにも居心地が良さそう。24歳で!!
私が若い頃に、初めて、そのことを知った時は「ヒヤシンスハウス?!なんて素敵な・・」とネーミングのセンスの良さに感心してしまった。
よほど、思い入れのある建物だったのだろう。生きておられたら、この設計図が、どうなっていたのか。
立つ場所(土地探し)や外装の材料集めや、内装の」設えやら、そのお考えを知りたかったな。想像するだけでワクワクする。
もしかしたら、こだわり続けて図面だけで一生終わっていたかもしれないし。。。

水栽培のおかげで、このことを知ったのか、このことを知って水栽培を愉しみにするようになったのか、もはや、どっちが先だったかはもう忘れてしまったけれど・・・

ヒヤシンスの水栽培と同時に、決まって「ヒヤシンスハウス」というロマンチィックな出来事もくっついてくる日常が、心地いい。

余談ですが・・・ん??・・最近、「ヒヤシンスハウス」で検索したら、その「ヒヤシンスハウス」がさいたま市に建てられていた。
そのコトは、私にとっては「知らんけど」のは・な・し。

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