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神谷 壮志

名前:神谷 壮志 (かみや そうじ)
プロフィール:
生年月日:昭和32年9月20日
学歴: 大阪大学人間科学部卒業
 
職歴:
GEグループ航空機部門入社後、米国ニューヨークに転勤。この間にデューク大学MBA取得。長年リース、法人M&Aコンサルに従事し、1998年にGEファイナンス部門に勤務。その後GEメディカルを経て、ゴールドマン・サックスの投資銀行部門に転職。
 
リーマンショックを契機に日本人富裕層のプライベートバンクを担当。資産の海外移転や事業継承のための一部として日本人の外国為替取引のサポートを行う。一般個人顧客、中小企業経営者、および機関投資家に対し、さまざまな金融サービスを提供。主に資産運用の商品およびサービス、ならびに焦点を絞った個別アドバイスを通じた金融商品の開発と販売を経験。
 
その後シンガポールで独立して、継続して日本人のための資産管理アドバイスを行う。ゴールドマン・サックス時代のチームであった清水コルカ氏と共同で、新しい日本人向けの資産管理会社を立ち上げ、世界の金融市場へのアクセスをより身近にするためのプロジェクトを始める。
 
経験と信念:
日本は岸田政権の積極的な「貯蓄から投資へ」のキャンペーンに乗り、NISAなどの特別非課税枠の拡大や年次制限の撤廃などで国民の投資意欲は次第に大きくなっている。2000兆円を超える日本人の金融資産は半分以上が現金として低い金利の預貯金に眠っており、政府はこの個人資産の活用で日本経済に刺激を与えて株価を上昇させたいと考えている。しかし何より投資は実績が重要となる。実際には個人投資家の70%以上は株式や投資信託で損失を被っている。利益を得たのは運用に責任を持たない販売だけの銀行や証券会社だけである。自らの経験でも富裕層向けの一部の商品以外は、大半は投資家の期待を下回るパフォーマンスしか上げられていないのが現実である。もしこのまま投資に未経験の個人投資家が、身近な存在としての証券会社に口座を作っても、果たして誰が彼らの資産拡大を真剣に考えてくれるのか、あるいは基本的な投資の学習を誰がサポートするのか、せっかくの投資機会もマイナスになるのは当然なのかもしれない。しかし機関投資家や富裕層向けの投資スタンスは、極めて限られたものではあるものの、2000年代も確実に成果を上げ続けている。そのノウハウを使った取引や個別のアドバイスを少しでも個人投資家に実現して、日本の資産拡大を図ることができれば、本当の「貯蓄から投資へ」の成果が実感できるはずである。市場の原理を正しく理解し、分析手法を身に着けることはさほど難しいことではないと考えている。米国では子供の時から投資教育を受けていることもあり、リスクとリターンの調整ができ、ダイナミックな市場収益を一部でも個人投資家が享受できる環境は日本よりは整っている。今のグローバル環境では、最先端の金融工学、相場分析手法はどこでも公平に手に入れることができるのである。今回から始めた投資教育プロジェクトやアドバイスが、現金保有に偏った日本人の資産防衛の一助になれば幸いである。
 

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