個人情報保護法

個人情報を悪用した犯罪が増えたのであろう。
タイトルの法が施行されているようだ。
私の幼少期、40年位前にはこんな法律は無かった。
進んだ情報化社会が犯罪の誘惑を増してしまうというのはなんとも皮肉である。
今回の話はこの流れに逆行するかもしれない。
人々が個人情報に敏感になり過ぎではないか?というものである。
「そんな動画をアップしたら家が特定されるからやめてくれ」と言われたことがあるが、家が特定されたら即何かの標的になるのだろうか。
Youtube の動画で、風景と言っていいような街中を撮したものにモザイクがかけてあるのを見ると「やり過ぎ」「気にしすぎ」と思うのは警戒心が不足しているのだろうか?
映ったからといって、何か実害があるのだろうか?
一般人が肖像権を主張するのだろうか?
権利を主張する人が多ければ多いほど世の中が窮屈になって行きはしないだろうか。
昔ながらの譲り合い精神で平和裡に治めていく方が余計なエネルギーと時間を浪費しないと思うのだが。
勝ち負けやコストパフォーマンスが重要視されているが、個人の狭い損得感情での判断に留まっている気がしてならない。
誘惑があっても犯罪をしない心、苦しくても我慢して乗り越える精神力を鍛えるべきではないだろうか?
話が逸れた。
個人情報に敏感になる余りに、他人とのコミュニケーションに支障をきたしていると感じることがある。
「そんなことも教えてくれないのか」「私は警戒されているのか」と思ってそれ以上会話を続けたく無くなるのだ。
個人情報保護法を根拠に、他人を寄せ付けない方針で生きているように思える節がある。
そもそも法律の趣旨が違うのに、字面だけを曲解して、他人の拒絶を正当化しようという試みに他ならないのではないかと。
また、闇バイトに引っ掛かった人が「個人情報を握られたから」とか言って犯罪に荷担しているようだが、これらを心の天秤にかけて犯罪の方を選択してしまう心理は理解に苦しむ。
一般人の個人情報にどれほどの価値があるのだろうか。
「家族に危険が及ぶと思った」とニュースで言っていたが、それは犯罪なので警察に相談すべき事案ではないか。
そういう冷静な判断ができないほど心理的に人を追い詰める手段が存在するなら、それを取り締まる法律は作れないものだろうか。
全体的に昔よりはいい世の中になっているとは感じる。
一方で、人間味を感じない、あるいは無教養な犯罪をニュースで目にすることが多いと感じる。
まあ、これは報道姿勢の方の問題かもしれないが。
いつにもましてとりとめの無くなったこの文章。
この辺りで終わりにしよう。


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