[図式解法]ダイオード回路の解析のやり方

ダイオード回路の図式解法による解析の手順は以下の通りです。

  1. 回路図を描く ダイオード回路の回路図を描きます。

  2. ダイオードの極性を決定する ダイオードは、通常、極性が決まっています。回路図を見て、どちらが正極でどちらが負極かを確認します。

  3. ダイオードの特性曲線を描く ダイオードの特性曲線は、ダイオードの動作に基づいて描かれる曲線で、電圧と電流の関係を表します。特性曲線を描くことにより、ダイオードがどのように動作するかを把握することができます。特性曲線は、ダイオードの型番やデータシートから取得することができます。

  4. 回路を近似して描き直す 特性曲線を元に、回路を近似して描き直します。ダイオードを理想的なダイオード(逆バイアス時の電流が0で、正バイアス時には電流が無限大になる)と仮定することが一般的です。

  5. 方程式を立てる 回路を近似して描き直した回路図から、回路に流れる電流を求めるための方程式を立てます。オームの法則やキルヒホッフの法則を使用して方程式を立てます。

  6. 方程式を解く 求めた方程式を解き、回路に流れる電流を求めます。このとき、ダイオードが逆バイアス領域にある場合は、ダイオードに流れる電流は0であることに注意してください。

以上の手順を踏むことで、ダイオード回路の図式解法による解析が行えます。

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