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2022/7/20 ヘキレキ舎初出勤

インターン先としてお世話になるヘキレキ舎に初出勤し,小松理虔さんと初めて対面でお会いすることができました!

まずいただいたお仕事が新しく発行される書籍の校正。内容を読み,学ばせていただくと同時に,文章のチェックを行うことで急ピッチで進む発行のスケジュールに自分なりに貢献することができるというお仕事だ。内容は福島県いわき市役所の地域包括ケア推進課が情報発信する(のにめちゃくちゃファンキーで面白い)メディア『igoku』での取り組みである。詳細は書籍化ののちにみなさん自身で読んでいただきたい。私は途中,校正作業をしながら面白くて感動してまた同時に悲しくて泣きました。一つ一つのエピソードが濃くて,二度と再現できない偶然の産物みたいなものが重なっていて。文字でこんなに圧倒されて心に刺さるのだから,現場にいた方々はものすごい熱と興奮に包まれていただろうなと想像した。

お昼ご飯は福島屋にて。元々お蕎麦やうどんを提供するお店だったそうだが,現在は内装も綺麗になりランチはお刺身+メインのおかず定食が売り出そう。

刺身三種盛りとスズキカブトの定食

刺身がまずうんまい!写真で見てもツヤツヤしているのがわかっていただけるだろうか。お米もツヤツヤしていて甘くて,美味しい。お刺身を食べていると,理虔さんが浜の人間は手で魚を掴んでちゅーちゅー吸いながら食べること,目玉を食べるときは目玉ごと吸って硬いものだけ出すこと,骨の周りを笛を吹くような容量でガブガブガブと横にスライドしながら食べることを教えてくださった。

緊張したけど,結果的に美味しくいただくことができた。目の下のエラの部分はとろっとろで,しっかり味わおうとしないとすぐなくなってしまう。目玉はジュレみたいなところが海の味だった。塩辛いのとは違う,海の優しいしょっぱさみたいなものを感じた。頭の胴体寄りのところは鱗か何か小さくて硬いものがあり,これは食べていいのかこれは食べてはいけないのかの脳内会議で忙しく味わう余裕がなかった。骨の周りは塩気が聞いていて,食感はパリパリというよりも少ししんなりしていて,思わず白いご飯が進んでしまう。尻尾の部分は脂がのっていて甘い部分を一口でジュっと吸って食べた。両手の親指,人差し指,中指が完全に魚の匂いになり,PCのキーボードが魚臭くなるのではと思いながらも,美味しくいただき,ごちそうさまをした。お店のお母さんは目玉はコラーゲンだから明日プルプルになるよと言ってらして,お母さんのお肌は確かにプルップルでした。上手に食べてくれた,と言ってもらえてとても嬉しかった。子供の頃から特に果物の果汁をいかに残さないかという食べ方の探究に余念がなかったので,魚も自分なりの食べ方を探求できればと思う。

昼食後は,少し近くを理虔さんが案内してくださった。本では詳細に語られることのないであろうディープなお話もお聞きすることができた。

狭い路地を歩けるのは,まち「歩き」の醍醐味だと思う

夜はGuesthouse & Lounge FARO iwakiというゲストハウスで開催されたYouTube企画「FAROトークシリーズ Next to the Door vol.23 「U30が語る 浜通りで『食』&『会社経営』ぶっちゃけどうよ」」の公開収録を見に行かせていただいた。

いわき駅のすぐ目の前

トークイベントのゲストは鮮魚店「おのざき」の小野崎雄一さんと、小高町Haccobaの前醸造責任者でぷくぷく醸造代表の立川哲之さん。東京ではない地方の地域でどう勝負していくか,業界全体を盛り上げていくかというお話をされていた。同じ20代だが背負っているものの大きさのスケールが違った。地方で,民間企業で,代表を勤め,外で情報発信をしつつ,社内の方向性を定めて進めていく。ただただすごい,という感想しか出てこなかった。詳しくはYouTubeのアーカイブをご視聴いただきたい。

21時にイベントが終わってから,いわき市で栄えている平(たいら)をぶらつきながら女子5人で夕食を食べることのできる店を探す。…がなかなか見つからない。いわき駅前,22時閉店が少なくない。

一本入ると平成初期的な?雰囲気を感じる

最終的にもくべえさんでいただくことにした。メヒカリの唐揚げが美味しい。ここで事件が起きた。題して激辛ペペロンチーノ事件である。

メニューには「赤唐辛子とキャロライナリーパー 辛いです…痛いです…」と書かれている。激辛好きなので周りにも同意を得て注文。一口食べてわかった。本物のやつだ。そこからはどうすれば辛くならないか模索しながら食べ続けた。無難に甘い飲み物を頼むが口に入れた瞬間だけ辛くなくて2秒後には飲み物があったまって辛いヒリヒリが再燃する。辛いのは痛覚だから痛覚を痛覚と思わないで食べよう,と思ったが無理だった。次に別の痛覚を刺激すれば口の中の痛覚が和らぐという作戦に出た。右手で左手の甲をつねりながら食べると,少し辛く無くなった。大発見である。(勝手に自分がペペロンチーノを頼んだだけだが)いわきの洗礼はすごいなと思いながらなんとか食べ進める。最終的に舌の上に載せずに食べるという方法も付け加え,泣きながらも食べ終えた。この間,今日始めましての方にも大変ご尽力いただいた。本当にありがとうございましたT_Tペペロンチーノの衝撃によって写真に収める余裕など全くないので写真はない。ヘキレキ舎初出勤,理虔さんMCのYouTubeトークイベントなど刺激的な出会いがいくつもあったのに,全て激辛で記憶が上塗りされてしまいそうなくらいであった。お店出た後,ミニストップで買ったアイスのあまりの美味しさにととのいそうだった。

そんなこんなで店を出て,二次会へ。真夜中まで話し続けました。地方のアツい方とお話しするのが久しぶりだったので大変楽しかったです。

余談:まだこのnoteを初めてこの記事で5つ目だが,見てくださった方からご連絡をいただくことができている。一人は大学時代の先輩で,もう一人は福島のとある情報誌の方だ。取材をしてくださるとのこと。情報発信が人と人を繋ぐことを実感した次第です。

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