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FP1級実技試験 番外編~勉強法その他~

こんにちは。にゃんちゅうです。
この度、3/15の合格発表にて無事2024年2月期のFP1級実技試験に合格していました。


賞状の梱包に通知書が同梱されてました!
点数は129点でした


本番では事前に練習していたおかげでその成果を発揮することができました。

本試験は巷にあまり情報がなく、受験のタイミングでは最新版が出ている参考書は1冊しか見当たりませんでした。
そこで、本記事では私が行った勉強法や使用した参考図書やツール等をご紹介いたします。少しでも次回以降受験される方々の参考になりましたら幸いです。



0.その前に~FP1級取得ルートの再確認~

まずは、私も当初知らなかった(笑)、FP1級取得のためのルートが2つあることを再度確認します。
学科試験に合格してから、実技試験は2つ方法があります。
(学科はCFP取得というルートもあるようですが今回は割愛します)

①金融財政事情研究会の実技試験
 今回私が受験したものです。面接型の口頭試験です。
https://www.kinzai.or.jp/ginou/fp/1kyu/j_youryou.html

②日本FP協会の実技試験
 筆記試験型の試験です。
https://www.jafp.or.jp/exam/outline/1fp/

それぞれ参考図書が異なりますので私のようにきんざいを受験するのにFP協会の参考書を買ったりしないよう、皆さんはご注意ください。

1.勉強法Ⅰ参考書

①TAC 実技試験合格テキスト

現在出版されている最新版はこの本1冊しかないのではないでしょうか?
仲間※の皆さんとは「茶色本」などと呼んでこの本を中心に対策していきました。
過去問が収録されているため、重要な問題をpart1/2ごとにサクっと確認できます。
ただ、この1冊だけでは、過去問の一部のみの対策となりますので少々不安かもしれません。学科試験の内容がきちんと知識として定着している方は大丈夫かもしれませんが・・・
私はもう少し情報が欲しかったので、Xの皆さんからいろいろと教えていただいたり、情報収集したりしました。


(脱線)

※仲間というのは、X(旧Twitter)で出会ったみなさんのことです。
私は金融機関に所属しておりますが、周りにFP1級を受験する方がおらず、また、学科試験になかなか合格せず苦しんでいました。
もともとツイ廃気味だった私ですがいつものようにTwitterを眺めていた時にふと、ここに仲間がいるのでは?!と思いたち、勉強用のアカウント開設に至りました。2022年のことですが、そこからというもの、いつもXの皆さんに助けられています。

(脱線終了)



②くすもとFP事務所 完全ガイド

TACの参考書以外で一番使っていたのはこちらです。
学科試験に合格したものの、何から始めてよいのかわからなかった私にイチから学べた参考図書です。(とはいえ2.17試験で本腰入れた始めたのは年明けてからですが汗)
私はkindle unlimitedに登録していたため、追加料金なしで利用できましたが、紙の本で買うこともできます。

くすもとFP事務所さんのHPには過去問解説のページがあり、こちらは面接練習で大変役立ちました。


実際の面接の流れに沿いながら、模範解答の一例(きんざい口頭試験には解答の公開がありませんのであくまで一例)を確認できます。


③FP Wiki
面接試験に臨むにあたり、まず最初の壁は「学科試験のように選択肢を選べるのと自分の口で説明するのとでは全く違う」という点です。
学科試験で勉強した不動産・相続分野の各種「特例」について
・どのようなもの(概要)で
・どのようなとき(人)に使えて
・メリットは
・デメリットは
などが説明できないといけません。呆然としました…

なのでまずは学科試験の振り返り・インプットのために簡単に確認できるこちらは使いやすかったです!私は学科試験の時からkindle版を使用していました。


当日はもちろんですが過去問には無い問題が出題されますので、咄嗟のタイミングではやはり学科試験の知識が必要となる場面が大いにありました。

2.勉強法Ⅱ模擬面接

学科試験と実技試験の何が違うかって、やはり面接である=自分の言葉で説明することですよね。
知識のインプットを行ってもアウトプットがうまくいかなければ残念ながら不合格になってしまうと思うのです。実際に面接官をされている先生とX上でやり取りさせていただいた際に聞きましたが、本当に(頭が真っ白になり?)無言になってしまう方もいるようで…そのような場合は採点ができかねるということでした(当たり前ですね)。
なので面接慣れしておくことが最重要!
①に参考書と書きましたが、結果的にはこれが一番重要だったと言えます。

プロの模擬面接
①くすもとFP事務所

②せいの先生

わたしはどちらも利用しませんでしたが(後から気付いた)、プロに面接していただくのは、同じ受験者の仲間とは違う視点からアドバイスを頂けるのでとても良いと思います。

後述の練習会を一緒にして下さった仲間のみなさんの中にはプロに模擬面接をやってもらっていた方も多く、結果的にみなさん成功されていたようです。

XなどのSNSで集う
私はこちらのみ行いました。
受験者が(多くて)800人前後の試験ですので、身の回りに受験仲間がいるという人はほとんどいないのではないでしょうか。
先述の学科試験のころからのXアカウントを通じて、同時期に実技試験を受験するお仲間が見つかりました。その中で行動力のある方が立ち上げてくださったグループに参加することができ、練習会や情報交換等ができました。
そして結果的に、過去にすでに合格された方1名と模擬面接を1回、同時期に受験する2名の方と練習会を繰り返し(20回程度?)行いました✨
本当に、本当に感謝です🥲


毎回の設定ありがとうございました😊
パスワードがfpのこのミーティング、もはや懐かしい


1月の中旬からの約1ヶ月、毎週末の土日両方と直前は平日もあわせて、多い日には1日2回以上の特訓を行なっていました。
私たちはzoomの40分間を使って、15分の読み上げ時間と12分の面接時間を確保し、最後に答え合わせや講評を行っていました。

1月中旬までは不慣れなこともあり、くすもとFPさんの回答例を参考に読み上げながら行っていました。
1月末ごろ〜本番直前までは実際に時間を測り、過去問をプリントアウトして行っていました。
私を入れて3人いる時は、面接官役、受験生役、講評する人役(兼タイムキーパー)になりますが、面接官役が15分の読み合わせ後に回答者を指名することもありました。いつ回答者になるか分からないドキドキ感がとても良かったです!
そして、後から気付いたのですが面接官役をやると、ものすごく勉強になります。受験生が何を回答するか分からないので、結果的に下調べとしての勉強をたくさんしなければならなくなるからです。

結果的に面接官役・受験生役を合わせると20回ほどはやったのかなあ?体調不良でドタキャンした日もあったり、面接官役を仰せ付かったのに下調べが足りず疑問が残ったままになったりといろいろご迷惑をおかけしましたが、結果的に3人とも無事合格を手にすることができました💯💯💯

素敵なご縁に心から感謝しています。

3. 最後に

Xの勉強用のアカウント開設後に繋がることができたみなさんにも、本当に感謝しています。
2022年の開設後に私より先に合格されていった皆さんはすでに新しい勉強に取り掛かっており、こんなにも意識の高い人たちがいるのだなあといつも励みになっています。
私の中では完全にサードプレイス化していますね🤭

これからの新しい勉強はすでに決めているのでこれから参考書をポチり、早速取り掛かりたいと思います。

これからFP1級実技試験を受験されるみなさまが、無事合格を勝ち取れますように、祈っています🙏
最後まで読んでくださり、ありがとうございました😊

にゃんちゅう

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