生きたように死んでいく
生きたように 死んでいく
№207
2024.08.16
「いい人だった…」
そう送られたいものです。
きっとそう送られる人は、「ありがとう。いい人生だった」と周りに感謝の気持ちを伝え、逝かれることでしょう。
「人は生きてきたように死んでいくということです。これは私の実感ですね。ですから、しっかり生きてきた人はしっかり亡くなっていかれますし、表現はおかしいけれども、ベタベタ生きてきた人はベタベタ亡くなっていく。それから、周りに感謝をして生きてこられた人は、我々にも感謝をして亡くなられるし、不平ばかり言って生きてきた人は不平ばかり言って亡くなっていくんですね。このことは、よき死を迎えるためには、よき生を生きなければいけない、ということを教えてくれていると思うのです。」
(藤尾秀昭監修『一流たちの金言2~ひたむきな人生を送った~』「よき死を迎えるために、よき生を生きる(柏木哲夫金城学院大学学長)」致知出版社)
「生き方が死に方を決める」といわれます。
肯定的な面に目が向いている人、あるいは肯定的な面に目を向けようと生きてきた人は、肯定的な面に目を向けながら死んでいけるでしょうし、否定的な面に目が向きがちな人、あるいは否定的に生きた人は、死に際も否定的な面に目がいってしまうのではないでしょうか。
目にする現象には色がないといわれます。その現象に色をつけてしまうのが私たちです。
同じ出来事であっても、否定的にとらえてしまう人、悲観してしまう人、前向きにとらえる人、感謝と笑顔でとらえられる人・・・
つらいも苦しいも楽しいも嬉しいも、その人のとらえ方によります。
「生き方が死に方を決める」
「生きてきたように死んでいく」
感謝の気持ちを忘れずに、笑顔で生きていきたいと思います。
お読みいただき
ありがとうございます
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