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今の実力を客観的に見る

  今の実力を
  客観的に見る
                         №170
2023.02.01
                  
「根拠のない自信ってヤツが吹き飛んでよかった」
 (西原理恵子(さいばらりえこ)、漫画家)

西原理恵子は美大の予備校に通っていた時に挫折を味わった。課題で描いたデッサンの評価が、クラスで一番下だったのだ。しかしおかげで、自分の実力を客観的に判断できるようになった。
若者は自分を過大評価しがちだ。だからこそ、若い頃の挫折にはなにものにも代えがたい価値がある。
「要らんプライドをへしおられて、目が覚めてからが本当のはじまり」と西原は言う。自分の実力と向き合って現実を思い知るのは怖い。ショックだって受ける。だが、それは大きく成長するために必要な経験なのだ。
(翻訳家・矢口誠『きょうの言葉』
山梨日日新聞2022.12.27号より)

「大丈夫、大丈夫!」
よく耳にする言葉です。それは確たる自信から言わせるのか、それともとりあえずなのか、はたまた自分自身が奈落の底に突き落とされるような経験がないからなのか・・・

西原さんのように、プライドをズタズタにへし折られた時、初めて自分の現在地を把握できるのかも知れません。
その時に、その現状をどう受け止めるかが大事です。自分のこととしてしっかり受け止めるのか、自分のことと受け止めず、他人や周りのせいにしてしまうのか・・・

「自分の実力と向き合って現実を思い知るのは怖い。ショックだって受ける。だが、それは大きく成長するために必要な経験なのだ。」

逃げてしまっては何も解決しません。辛くても苦しくても、しっかりと受け止めようという心構えが大切です。
その心構えが、あなたを大きく成長させてくれるはずです。

   最後までお読みいただき
     ありがとうございます

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