カフェで起きたことと思ったこと

さっきまで向かいの男女が口げんかをしていた。
信じられないくらい2人とも怒り方が似ていて、姉弟なのかもしれない。全く不快ではなかったけど、2人の言い合いがなんだか面白くて、聞き耳を立てていることがバレてしまわないかだけ気がかりだった。自分にあともう少しの勇気と周りを気にしない大胆さがあれば、割って入って話をしたかった。カウンセラーですとかなんとか嘘をついて。2人が立ち去ったあと、私から見てその2人の奥にいた女性2人が、洋画みたいに顔を見合わせていた。すごい2人だったねと。ここまでの一連の出来事がすごく映画のワンシーンにありそうだなと思って、文章に書きました。
今読んでいる小説が、かなり現実的な悲しさを突きつけてくる。小説自体はすごく面白みがあって、読む時間があることとそれを買えたことが嬉しい。でも、小説を通して、過去の悲しかったことが思い返されて、苦しいところだったから、2人の口喧嘩はとても嬉しかった。

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