【BOSSのCM×アイマス】ロコ 編

――この惑星の前衛芸術は、なかなか評価されにくい。

審査員A「ンマッ、なんですのこのガラクタの山!
 ただ雑に積み上げただけじゃありませんの! 
 これは思考の放棄よ! アートへの冒涜だわ!!」

審査員B「こんな稚拙な作品、僕なら恥ずかしくて、世に出せないね!」

宇宙人ジョーンズ「……! ……!」(審査員として地球調査中)
(↑最高点で評価しているのを必死にアピールしている)

千鶴「……コロちゃん……」

ロコ「言いたいように言わせておけば良いのです。
 評価されることなんて、はなからノットホープ。
 ロコは、ロコにしかクリエイトできないものを、エクスプレッションしているだけなのです。
 バッシングされても、ロコはノンストップです!!」

千鶴「……っ」グッ

――ただ……。

学芸員「……こちらが、“ロコアート”の最高傑作と名高い、『永遠の輝き』です!」

初老の男性「おお……! コレが、あの有名な……!」

女子高生「……すごい……」

外国人「『永遠の輝き』! コレが観たくて、はるばるジャパンに来たんだ!」

学芸員「発表当時は酷評され、日の目を見ることはありませんでした。
 ですがロコの死後、各界の重鎮や巨匠らを発端として見直されたことをきっかけに、世界中で大絶賛されたのです!
 ……一見、ただガラクタを積み上げただけに見えるこのオブジェは、かつてのアイドル仲間を表現しており、内部には765カラットもの巨大な人工ダイヤモンドが隠され――」

――評価されるのは、評価されるまで続けられた者だけだ。

学芸員ジョーンズ「……ウンウン」

誇らしげに微笑む老婦人「……」ゴクッ

――缶コーヒーの、BOSS。

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