【100文字小説】雪だるま

俺の帰宅を阻む、大・小・中。
玄関前に陣取っている雪だるま達は、家族を模しているらしい。

雪だるまの裏から、小と中の笑い声。

今何時だと思ってんだ。

疲れの言葉を飲み込み、いそいそと大きい雪だるまに変身する。

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