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朝食抜きダイエットで不安なこと~メリット・デメリット~

はじめに

いきなりですが、朝食抜きダイエットをしています。
効果はまずまずです。洋服のサイズが変わりました。
朝忙しいから朝ごはん抜きは時間的にも助かっていますし、朝ごはん買ってこなくてもいいので節約にもなっています。
でも学生時代は朝ごはんちゃんと食べないと頭が働かない、ということで、朝ごはん抜きは良くないことだと教えられてきました。
そこで、朝食抜きダイエットのメリットとデメリットを調べてきました。

メリット

内臓を休ませることができる

食べ物が胃で消化される時間は3~4時間、その後消化物は小腸に送られ、小腸で吸収される時間は7~8時間、大腸で10~20時間かけて吸収されます。
1日3食ガッツリ食べてしまうと内臓はフルに稼働し続けないといけません。そうすると内臓が疲労してしまう原因になります。
朝食を抜けば、内臓を休ませて正常な機能を維持できる、という考え方です。

オートファジーによる細胞の活性化

古い細胞が新しく生まれ変わるとき、カスやゴミが出ます。それをかき集め新しい細胞を作る。これをオートファジーと言います。
カスやゴミが溜まると老化やがんの原因になります。若々しい細胞を保つためにオートファジーを取り入れようという考えです。
オートファジーが発動するのは、最後に食事してから16時間後からになり、朝食を抜くと都合がいいというわけです。

サーチュイン遺伝子の活性化

人が一生のうちで細胞分裂できる回数には制限があります。それを決めているのがテロメアと呼ばれる部分です。テロメアが長い人ほど、多くの細胞分裂が可能になります。
サーチュイン遺伝子はテロメアの消耗を防ぐ力があるため、細胞の老化を遅らせることができます。
サーチュイン遺伝子を活性化させるには、カロリー制限が有効であることが、マウスの実験からわかっています。
朝食を抜き、1日の摂取カロリーを減らすことで、サーチュイン遺伝子が活性化する可能性が高いということです。


デメリット

集中力や記憶力の低下

朝食を抜くことで、脳のエネルギー源となるブドウ糖が不足するため、集中力や記憶力が低下します。
イライラや勉強、仕事がはかどらないといった弊害を招きやすくなります。

血糖値の急変動が起きやすくなる

朝食抜きの生活を行うと血糖値が下がり始めるため、体内では血糖値を上げる働きをするインスリン拮抗ホルモンの分泌量が増えます。昼食を食べる頃にはインスリン拮抗ホルモンによって血糖値が上昇しやすくなっています。
つまりこのタイミングで昼食を食べてしまうと、血糖値が通常よりも高くなるということです。
昼食によって急上昇した血糖値を下げるために、インスリンが大量に分泌され、血糖値を下げようとします。
しかし、今度は大量のインスリンによって血糖値が急激に下がり、その結果としてまた大量のインスリン拮抗ホルモンが分泌されるという悪循環に陥りやすくなってしまいます。
これを繰り返すことにより、体への負担が増えて、肥満体質になりやすくなります。
ダイエットしているのに逆に肥満体質を作っているというのは大変気になる情報です。

自律神経が乱れやすくなる

自律神経は心臓や血管の循環器、胃や腸といった消化器、肺や気管支の呼吸器などを正常に機能させるために、たえず働き続けている神経です。
自律神経には活動時や昼間に活性化する交感神経、夜のリラックス時などに優位になる副交感神経があります。自律神経の乱れとはこの2つのバランスが崩れたときに起きるものであり、体にさまざまな不調をもたらすことがわかっています。
朝食を抜くことで、体内時計が正常に働かなくなり、その結果として自律神経の乱れも引き起こすことになります。
自律神経は体温調節などの役割も担っているため、朝食抜きの生活は冷え性にもつながる可能性があります。

まとめ

メリットは以下の通り。

  • 内臓を休ませることができる

  • オートファジーによる細胞の活性化

  • サーチュイン遺伝子の活性化

デメリットは以下の通り。

  • 集中力や記憶力の低下

  • 血糖値の急変動が起きやすくなる

  • 自律神経が乱れやすくなる

デメリットがいくつかあるので、安易に朝食抜きダイエットはしないほうがよさそうですね。

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