見出し画像

少し変わった名作アニメ『影鰐』を見よう!

たまにふと見たくなるアニメや映画ってありますよね。私の場合は『影鰐』というアニメです。
正確な表記は『影鰐-KAGEWANI-』
数年前に今はもうない店でDVDを見つけ、あらすじで興味をそそられたので思い切って購入したのが私と影鰐の出会いです。

こちらは新感覚パニックホラーアニメーションと銘打たれた作品です。要素のセット販売。
“何故か日本各地に名状し難い奇獣(UMA)が出没し事件を起こすので主人公であり生物学者の番場宗介が事件を調査する…”というのが大まかな流れです。

突然奇獣と遭遇してしまった人々がどのようにして奇獣から逃げ延びるのか?というバイオや巨影都市のようなサバイバル要素が強めです。

面白いだけではなく、1つのエピソードがとても短いのでサクッと1シーズン通して視聴できるのもおすすめポイントです。

通常のアニメとは異なり、紙芝居のような濃いめの絵柄と動かし方をしています。そこに不気味さを強調するような特殊効果も合わさって独特の世界観を作り出しており、それが作品の魅力です。

絵が独特なので合わない方には合わないなかなか人を選ぶ作品だと思います。
けど面白いんです!

そしてなんと言っても
主人公の番場先生がかっこいい。
声優の杉田智和さんが担当している影のあるイケメンです。
ただし毎回ちゃんとした登場をするわけではなく、全てが終わった後で現場に駆けつけたり、台詞だけの回もあります。ストーリーテラー的役回り兼主役ですね。

個人的に印象に残っているのはエピソード3です。
奇獣を憎む人間と海から現れる海洋生物のような姿の奇獣…その結末は予想外なものでした。ゾッとするけどそれが癖になる。そんなお話です。

そしてエピソード10、11がこのシリーズにおいて1番重要な回だと思います。なぜならタイトルにもなっている“影鰐”が登場するからです。

影鰐は実体を持たないので通常の攻撃では倒せません。しかし影鰐に影を食べられてしまった側はダメージを負います。それだけでも十分反則級の能力なのに分裂したり奇妙な魚のような姿をしているくせに体が影でできているので陸地でも活動が可能です。なにも知らずに立ち向かうと勝つことは不可能でしょう。
不気味で滅茶苦茶怖いけどデザインが怪獣みたいで少し好きです。
怖不気味カッコいいという印象です。

島根県にある伝承の影ワニや西日本近海に現れるという磯撫でに特徴が似ているので恐らく元ネタはそれでしょうね。

とにかく「影鰐』は短い時間の中によくここまで詰め込んだな!と思わされる程話が濃ゆいです。

ちなみに続編もあります。
興味がある方は是非どちらも見てみてください。

そして最後に。
ついさっき知ったのですが、

まさかのキャスト

影鰐(CVマフィア梶田さん)って本当ですか?


それでは今回はこの辺で。さようなら。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?