アーリーリタイアのコト♯2 父親その2

亡くなった父とはほとんど話をした記憶がない。極端に仲が悪かったとか、興味を持たれていなかったとか、ましてやネグレクトや虐待されていたなんてことはなく、ただただ息子との接し方がわからずにいたのだと思う。
こちらもこちらで照れくささもあり、ついぞまともなコミュニケーションをとることなく、
父は死んだ。

そんな訳で父から遺された言葉やら考え方といったものは正直ほとんどない。遺されたのはわずかな思い出と父が老後のために貯めていた資産である。おそらく父は老後に資産を使い切り、子供には遺さないつもりだったと思うが、残念ながらそれは叶わなかった。

結果、その資産は私がアーリーリタイアを考える上での拠り所と化そうとしている。父の場合はやむを得なかったとはいえ、やはり遺産など遺すものではない。残された方はロクなことを考えないのだ。。。
(我が息子よ。父は君の祖父の教訓をいかし、遺さず使い切るべく頑張りますよ!)

ただ、遺産の中には少々厄介な代物もあり。
使い道もなく、毎年税金がかかり、売ることも捨てることも出来ない土地。
『負動産』というやつだ。


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