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書評 「習慣の力」チャールズ・デュヒッグ


めちゃくちゃ良かった!

やめたい習慣や、
始めたい習慣がある人にとって、
すごく役に立つ。
最後の方に、著者の実践方法が具体的に載っていて、
先にそっちから読んだ。
分かりやすかった。
私もすぐに始められそうな感じ。

世界的に有名ないろんな企業のチャレンジと成果も紹介されていて、
さすがだなぁと感心しっぱなし。
大きな企業や、強い企業っていうのは、
簡単には出来ないんだな。
社員教育にすごい力入れてる。

特に面白かったのが、スタバの例で、
意志力の筋トレのくだり。
マシュマロの実験やクッキーの実験の話は、
さんまさんの【ホンマでっか?TV】で、
専門家集団が喋ってたの聞いたことあるわ!
と、元ネタが分かって嬉しかったり。
意志力は筋肉みたいなものだから、
疲れてる時や、意志をたくさん使った後は、
発揮できない、とか、
意志力は筋トレみたいに強化できるっていうのとか、
(あ〜分かる分かる!!)って
読みながら何度も頷き。
私の場合、
いつもなら遅い時間に小腹が空いても、マイルールを守って、夜食を我慢できるのに、
ロング勤務の仕事で疲れて帰ってきた日とか、仕事で気を使うことが沢山あって頑張ってイライラを抑えてた日とか、
帰宅後はすでに意志力を使い切っているため、
意志力が発揮できずに、
(ああ!もう!食べちゃえ!)になってしまいがち。


あとは、アメリカの大型スーパーのターゲットの例も。
ゲストIDと購入した商品が紐付けられて、
買いそうな商品や興味のありそうな商品のクーポンが届くっていう話。
今のネットでもそうだけど、
Googleで検索したことがずっと広告で流れてきたり、Amazonでおすすめ商品の広告出てきたりね。
こういうことを把握しようとしたら、統計学とかアルゴリズムとかの知識がないと出来ないみたいだけど、単純に(この仕事面白そう!)って思った。
ターゲットの例で出てきた研究者の人は、人の生活を覗き見することが楽しいって買いてあったけど、そこまでストレートに書かれてしまうと、なんか趣味悪いやん…と、後ろめたい。
そういうんじゃなくて、推理っていうか、買った商品から【独身/既婚】【子供いる/いない】【週末は出かける/家で過ごす】とか、推測していく過程と、それならこんな商品興味ありそう?って当たりをつけて、それがビンゴ!だったら面白いやん?って思ったの。


悪い習慣のために最悪な結果になってしまった例も…
病院での医療過誤と、イギリスの鉄道の火災の話。
こんなこと起こったらゾッとする。
でも本当にあったことなんだよね…。


企業の話だけじゃなくて、
個人の習慣に関する具体的な事例もたくさん出てきて、
アルコール依存性、過食症とか、ダイエットを成功させた話とか。

習慣の仕組みが理屈で分かると、
いろんなこと成功させやすいと思うので、
この本めちゃくちゃオススメ!
何かいいことを習慣にしなくなる!

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