とっさの時に出てしまうのはその人の本性なのか?
元嫁2と暮らしていた時の事。
当時住んでいたマンションは私の仕事部屋とキッチンがベランダで繋がっている造りでした。
ある夜の事、キッチンで夕飯の支度をしてくれている元嫁2を驚かしてやろうと、
そーっとベランダからキッチンに回り込み、キッチンに通じるドアを開けて・・・
「ワーッ!!」とおどかしたら、
「なんだ!こらぁぁぁぁぁ!!」と怒鳴りつけられました(笑)
「キャーッ!!!!」
「わははは、ごめんごめん、びっくりした?」
「もぅ、本気でびっくりした!!」
「ごめんごめん、可愛いなぁ」
って展開を想像していたのに、まさかの野太いおっさんのような声で怒鳴りつけられてしまったのだ。
元々おっさんのような性格の元嫁2だったんだけど、こういうとっさの時には、か弱い女性モードに入るのかと思ったら、そのまんまだったので
あぁ、この人はあくまでもおっさんなんだ
と、納得したことを覚えている。
離婚原因はそれじゃないっすよ。
一方、私はと言うとゴルゴ13を敬愛するだけのことはあって、滅多なことでは動じない。
あっ・・・恋愛以外で。
あっ・・・徐々に恋愛でも動じないように鋭意修行中。
ディズニーシーでスマホを落とした時も、まっさきに頭に描いたのは
モンストのバックアップ取ってあったっけ?
だったし。
横浜駅東口で財布を落とした時も、湘南の海岸で財布を落とした時も(落とし過ぎ?)、
失くしたもんは仕方ない。出てきたら儲けもんだ。
くらいの気持ちで動じることはなかった。
無事に戻ったんだけどね。
のだが・・・。
ある晩、歓楽街を一人フラフラと酔っぱらって歩いていた時のこと。
前方から少し小太りのおっさんが駆け寄ってきて
「好きです!」
と告って?きた。初対面のおっさんが。
あまりにも突然のことで
「バ・・・バカ!!!」
と、まるで突然告られた女子高生のような言葉を発してしまったのだ。
そうしてそのまま小走りで逃げるようにその場を去った私。
もう完全に顔を真っ赤にした純朴な乙女でしかない。
とてもじゃないがゴルゴからは程遠い(笑)
とっさの時に出てしまうのがその人の本性。
嘘ですよ、これ。嘘だと信じたい。嘘だと言って。
あっ、いちおうノンケです。
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