Mooreへの愛を淡々と語る

2022年10月7日 08:55

こんにちは、HBえんぴつといいます。私は今、絶賛コロナを発病中で暇なので暇つぶし程度にNoteを投稿してみようと思います。

さて、今回のお題は今期のマリナーズの戦力を振り返るというものになります。昨季、９０勝７２敗と勝負期前年とは思えない好成績を残し、AL西地区では２位、WCでは惜しくも残り２ゲーム差のところでプレーオフを逃しました。そして２０２１年オフ、Robbie RayとのFA契約、Jesse Winker、Eugenio Suarez、Adam Frazierをトレードで獲得するなど積極的な補強を行い迎えた２０２２年シーズン。序盤はなかなか連勝ができず借金１０まで沈むこともありましたが、１４連勝やLuis Castillo獲得などもあり無事に勝ち進み、マジック１で迎えた現地９月３０日のアスレチックス戦でCal Raleighが代打サヨナラプレーオフ決定ホームランというあの近鉄北川も顔負けの幕切れで見事マリナーズは２１年ぶりのプレーオフ進出を決めました。

さてそんなマリナーズですが、私には好きな選手が何人かいます。そのうちの一人が背番号２５番のDlyan Mooreです。

今季の成績は打率.224、HR6、RBI24、OPS.753、WAR2.1と目立った成績は上げていません。しかし、彼にはこの数字以上の貢献度があると思っているので、今回はそれらを自己満８割で説明していこうと思います。

・圧倒的ユーティリティ

まずMooreを語る上で外せないのが内外野どこでも守れるスーパーユーティリティであるとこです。今季のMooreはピッチャーとキャッチャー以外のすべてのポジションを１イニング以上守っています。これは調べましたが今期のMLBでは誰一人としてヒットせず、Mooreが今季一人だけだと思います。また、ファーストとセンターを除く５ポジションに関してはメジャーデビューの２０１９年から毎年１イニング以上守っています。

それに加え、守るだけならまだしもMooreは守備指標も優秀です。
今期のUZRは守ったポジションすべてでプラスを記録しており、中でも優秀なのはショート、レフト、センターです。今季のUZR/150はそれぞれ4.3、4.4、5.5とかなり高い数値をたたき出しています。さっきに比べてどのポジションでも数字を改善しているのもすごい。

・なんだかんだ言って走れる

ここにきて語彙力が急になくなったがMooreはなんだかんだ走れるんです。今季、記憶に新しいのはフリオが25-25を達成したことでしょう。現に、チーム内トップも盗塁数を誇るのはJulioですが２位は誰かというとまさかのMooreの21です。GoogleのStatcastによるとMooreのSprint Speedは76。これ実はあの大谷翔平と全く同じ数値です。マリナーズの走りたがり屋といえば他にAdam Frazierがいますが彼のSprint Speedは36なのでMooreに関してはちゃんと走る理由があります。（ちなみにJulioのSSは97です）

・意外性の塊

多分Mooreといえばという質問にはほとんどの人がこう回答すると思います。やってくれるときはやってくれる、それがDlyan Mooreという男です。今回は印象的なシーンを二つピックアップしたいと思います。

１，劇的背面キャッチ

まずは現地時間の2019年9月28日のアスレチックス戦。この日は大エースHernandezのマリナーズでの最終登板。3点ビハインドで迎えた5表、2アウト満塁で迎えるバッターはChad Pinder。彼の放った打球はレフトよりの左中間へ、それをMooreが背面ダイビングキャッチ。このころ私は日本のプロ野球に夢中でMLBには興味もなかったのでこれを始めてみたのは約2年前。初めて見たときはマジで開いた口がふさがりませんでした。最終登板という大舞台でやってのけるはさすがだと思います。（そこにしびれるあこがれる～）

This is a

𝑫𝒚𝒍𝒂𝒏 𝑴𝒐𝒐𝒓𝒆 𝒂𝒑𝒑𝒓𝒆𝒄𝒊𝒂𝒕𝒊𝒐𝒏 𝒑𝒐𝒔𝒕. pic.twitter.com/zs8AtlxeHY
— Seattle Mariners (@Mariners) September 27, 2019

9２，逆転満塁HR　　　
二つ目は私がMooreを推すきっかけにもなった現地7月26日のアストロズ戦です。最大7点差をつけられたこの試合はRaleighの走者一掃2ベース、Seagerの3ランなどもあり8回裏の時点で一点差にせまりなおも2アウト満塁で迎えるはMoore、高めをとらえてレフト一直線。この時は私は絶賛部活中であとから試合結果をチェックしたのですが昨季の試合で一番興奮しましたし、あのガッツポーズに惚れました。(↓100回はリピートした)