T-モバイルパークに関するあれこれを現地勢が淡々と語る(前編)
こんにちはHBえんぴつです。私は現在ワシントン州のとあるカレッジに留学中であり、それもあってかマリナーズ本拠地であるT-モバイルパークには今季よく足を運びました。私は6月下旬から留学にきているのですが後半戦だけですが9回(本当は10回行く予定やった...)訪れたのである程度はこの球場に関しては理解をしているつもりです。なので、今季学んだT-モバイルパークでのあれこれを皆さんに共有したいと思います。今回は量が多いので前後編に分けたいと思います。(なお、情報は現地2022年10月7日時点のものであることをあらかじめご了承ください。)
<目次>
1、T-モバイルパークへの行き方、チケットの入手方法
2、入場に際して、持ち物の注意事項
3、座席はどこを取ればいい?
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4、応援スタイルは全然違う!
5、食事!いろいろあるぞ!
6、サインをもらうには
7、グッズを手に入れよう!
1、T-モバイルパークへの行き方、持ち物の注意事項
まず初めに球場への行き方、そして持ち物に関してを紹介します。T-モバイルパークはアメリカ合衆国、ワシントン州、シアトルにあります。(詳しい住所は”1250 1st Ave S, Seattle, WA 98134”)収容人数は約47,000人でシアトルマリナーズの本拠地です。すぐ横にはアメフトとサッカーの本拠地として使われるLumen Fieldがあります。試合に開催日時が同日の日はいつも以上の盛り上がりを見せます。
さてまず交通機関です。現地に住んでいる人はともかくとして日本にお住まいの方は間違いなく飛行機を使うでしょう。飛行機を使う案としては羽田、および成田からの直行便がありますのご安心を。さて、ANAやJALなどの直行便があるわけですがそれらが向かうのは「Seattle-Tacoma International airport」通称Sea-Tacです。ここで入国手続きなどを済ませたら空港から電車(Limk Light Rail)で一本で行けます。
個人的にはついた初日はホテルに行き、次の日に野球観戦がベストのような気がします。ただ、同じ電車で空港からシアトル中心街(片道3ドル、18歳以下無料です)に行けます。場所によりますがホテルからでは町中に複数のバスが走っているのでそれを使ってもよいかもしれません。Uberを頼むのもありですが、やはり値段が高くなってしまうので、頼むなら複数人での利用をお勧めします。詳しくはGoogle Mapを使うとよいです。
さて次はチケットの購入です。MLB好きの皆さんはすでにMLB公式アプリをDLしていると思いますが実はそこからチケット購入が可能です。下にあるScoresの欄を押し、適当な試合をタップするとそこに”Tickets”の文字が出てきます。そこをクリックすると座席の選択が可能になります。
その画面で設定を変えると一番安い席から一番高い席などの価格設定などができます。一番安い席では税などを抜きにしたら10ドルで見れますが上を見ると容易に100ドルを超えます。座席に関しては後程お話します。球場の窓口でも買えますが、私はインターネットでの購入をお勧めします。もちろんGoogleなので検索をかけてそこから購入もできます。その際、当たり前ですがクレジットカードをお忘れなく。
2、入場に際して、持ち物の注意事項
さて次の項目です。ここでは入場と持ち物の関してです。まず、T-モバイルパークの開場は試合開始の2時間前です。これはデーゲーム、ナイトゲーム関係なくです。ただ、平日(多分金曜を除く)の試合では5時10分、もしくは4時40分開場なのですが、入場してから30分は自分の席、いわゆるメインフィールドには行けません。何度か火曜日の試合に行ったことがあるのですがすべてでこれが該当したので注意が必要です。基本的に平日はあまり早い時間から並ぶお客さんはいません。金曜日、および土日は早い時間から並んで損はないのかなと思います。ただ、注意が必要なのはプロモーションの日、いわゆる入場特典がもらえる日です。例えば、ボブルヘッドや帽子など先着制なのでこの日はいつもよりお客さんが早くから並びます。また、特典受け取りも正直なところ無法地帯で一人何個もとっていく人を何人も見かけています。なので、早くなくなる確率が高いです。プロモーションの日は球団公式サイトから見れます。
入場の際に必ず必要になるのがチケットです。個人的にはネットで購入したチケットはiPhoneユーザーの方であれば”ウォレット”という既存のアプリに保存しておくことをお勧めします。なぜならアメリカでの携帯の使用なので何が起こるかわかりません。一応球場にはフリーWi-Fiはあります。そこは安心してください。話を戻しますがチケットはすべてQRでスキャンして通ることになります。
一塁側、三塁側、ホームプレート側など様々なところに入場の列はありますが一つだけ注意するべき列があります。それはレフトスタンド側にあるT-モバイルユーザー限定の列です。私はT-モバイルユーザーなのでそこを使っていますが、正直確認されたことは一回しかない(それも前から2番目の時)ので正直大丈夫な気がしますが、念のためそこにはいかないことをお勧めします。
次に荷物です。日本では普通のカバンでも入場可能ですがアメリカはそれができません。サイズ指定のバッグ、もしくは透明のバッグしか入場を許されません。
球場前(レフトスタンド側)にロッカーがありますが私が以前借りたときは大学生が使うようなリュック2つが精いっぱいのロッカーでお値段驚異の20ドルです。そのロッカーのところで上記のバッグも購入できます。お値段はサイズによってまちまちですが、私は15ドルのバッグを購入しました。イメージはMacbookがすっぽり入る大きさです。大きさはさまざまあるので大丈夫です。オンラインや現地の球団公式ショップでも買えるので安心してください。そして手荷物に関してです。下に必要なもの、任意のもの、いらないものをまとめてみました。
<必要>
財布(クレジット/デビットカード必須)、モバイル充電器
<任意>
年齢を証明できるもの(お酒を買う場合)、グローブ、サインしてもらいたいもの
<いらないもの>
紙幣(キャッシュレスなので必要最低限でよき)、双眼鏡
ここまで散々バッグについて語ってきましたが、正直いらないです。現地のアメリカ人でも手ぶらで訪れている人は数多くいます。財布とモバイル充電器があれば過ごしていけます。T-モバイルパーク内にも充電スペースはあるので最悪財布だけでも大丈夫です。だた、グローブなどを持っていきたい人などは買っても申し分ないのかなと思います。個人的に一番いらないなと思ったのは双眼鏡です。理由はあれこれありますがどの席にすわっても見やすいからです。
3、座席はどこを取ればいい?
座席に関してです。T-モバイルパークは日本の球場にはないような少し変わった形をしています。私はさまざまな角度の席から試合を観戦してきました。結論から言うとどこも当たり席だと思います。ただ、それぞれで違った特徴があるのでそれらに重きを置き語っていきたいと思います。T-モバイルパークは4階層構造になっており、今回紹介するのは一番下と一番上です。その点は予めご了承ください。また先に断っておきますが個人の主観が入っており、さらに値段に関してはすべて税抜きです。これよりも約10%高くなると考えておいてください。
・一塁側
まずは一塁側です。いいところと悪いところをまとめていこうと思います。
<いいところ>
・フィールドに近く、試合を肌で感じやすい
・ファウルボールゲットの可能性あり
・JPからボールをもらえるかも
・花火が見やすい
<悪いところ>
・プレーを見る視野が若干狭まる
・お値段が高い
まずはいいところからの説明です。まずグラウンドに一番近いということもありプレーを肌で感じやすいです。あこがれだった選手がまじかでプレーしているというのも要因だと思います。実際、場所にもよりますがフランスの表情もよくわかります。肌でメジャーリーグのプレーを感じたいという方はおすすめです。また、場所的にファウルボールが飛んでくる確率も高いです。取りたいという人は無難にグローブ装着をお勧めします。そして、一番のポイントはJPからボールをもらえるかもという点です。多分中継では写っていないと思いますが、マリナーズの守備終了後、3アウト目のボールはほとんどの確率でJPのところに回っていき彼がそのボールを保持した状態でベンチまで戻ってきます。そして、ベンチの戻る直前に一塁側後方に座っているお客さんに向けてボールを投げてくれます。これは、ただの一塁側の席というわけではなく、一塁側ベンチ後方の席でないとキャッチは難しいと思います。だいたい列が30くらいあるのですがその中あたり15くらいがベストなのかなと思います。ただ、投稿主は一度もとったことはないのであまり過信はしないでください。最後に花火に関してです。これは年に数回、Friday Nightという金曜日の夜に花火が打ちあがるイベントがあります。打ちあがる場所がレフトスタンド後方なので体の向きを変えずに見ることができます。
さて次に悪い点です。席の性質上、外野の打球、特にレフトとセンター
への打球が若干ほかの席よりも見にくいです。ただ、内野守備などはよく見えますし、最悪プレーが終わるとバックスクリーンにリプレイが流れるので安心してください。そして、お金の面です。この一塁側の席は安くても30ドル以上します。一塁ベンチ後方の席は80ドルが普通でより近くで見るなら100ドルはします。日本円に換算すると約10000円以上です。
・3塁側
続いては三塁側です。ここはほぼ一塁側のメリットデメリットと何ら変わりはないです。変わる部分と言ったらJPの部分が消えるくらいです。ただ、一つ大きな点といえば三塁側においしいお店があるのですがそれはまた後程。
・ライトスタンド
続いてはライトスタンドです。
<いいところ>
・どこの席よりも熱いファンが多い
・ライト、センターの選手をまじかで見れる
・価格は中間層
・ホームランボールゲットできるかも
・フリオからボールをもらえるかも
<悪い点>
・バックスクリーンが見えにくい
日本の球場のライトスタンドといえば熱狂的という言葉が当てはまりますが、日本に比べると熱狂的なファンは少ないのかなという印象です。ただ、激しいファンは多く、一緒に盛り上がりたいという方はここをお勧めします。また、なんといってもこの席はセンター、もしくはライトの選手を内野席(ポール側の内野席でも良き)よりもまじかに見れます。フリオをまじかでみたいならセンターよりの席①を、ハニガーやムーア、ハガティを見たいのなら②あたりをお勧めします。
また、価格も中間層で、一番前の席で約45ドルほどです。後方の席でもだいたい35ドルほどなのでお値段はまだましなのかなと思います。そして、外野の醍醐味でもあるホームランボールをキャッチできるかもしれないというのも魅力です。また、もし①の席の前方の席を確保できたらイニング開始前のキャッチボールで使用していたボールをフリオからもらえるチャンスがあります。見ている限りほぼ子供にいっていますが、狙ってみる価値はあるのかなと思います。
悪い点ですが、バックスクリーンが見えにくい、この一点に尽きるのかなと思います。首をを少しひねらなければ見えないです。私は前の席だったのでまだ大丈夫だったのですが、後ろのほうに行くとなかなかしんどいと思います。
・300Level
さて最後は一番上の席です。列の番号が300番台なので300Levelと呼ばれています。
さて、この席を取るには一つ注意すべき点があります。それは、場所によって価格が少し違うという点です。具体的には列の前と後ろで価格が違います。
この前、後ろの違いは主に二つ、価格と見やすさです。その2点について説明した後にいいところと悪いところを説明します。
まず価格に関してですが、前が約35ドル、後ろが約18ドルです。では、なぜ価格に違いが生まれるかというと一番の理由は見えやすさです。前の席はほぼ遮るものがないのですが、後ろになると若干グラウンドから遠くなるからです。ただ、前の最前列と後ろの最前列を経験した私からするとほぼ変わりはないのかなと思います。ただ、前のほうが遮るものが少ないのでこっちのほうが高いのは納得がいきます。(前者のツイートが前、後者が後ろ)
さてここからは双方を含めてのいいところ、悪いところを見ていきます。
<いいところ>
・安い
・プレー全体が見える
<悪い点>
・上るのがしんどい
いいところは何といっても安い点です。10ドルで見れる席もありますがそこはバックスクリーン前方ですがここはほとんどの席でバックスクリーンがよく見えます。また、プレー全体がよく見えるので走者などを同時に見たい、全体の動きを見たいなどという人はこの席でもいいのかなと思います。思っている以上に見えやすく私も最初はびっくりしました。また、前の最前列に座ったら遮るものなく上から見えるのでここもおすすめポイントです。
悪い点は単純に上り下りがしんどいです。基本的に階段かエスカレーターを使うのですが、階段を使うと約1分かかります。また、食事も下にしか売っていないものも多々あるのでそこは不便なのかなと思います。
個人的なランキングを作るとしたらこのような感じです。
1.300Levelの前
2.一塁側
3.ライトスタンド
4.300Levelの後ろ
5.三塁側
まだ行ったことのないところもあるので現時点ではこのような結果です。
後編へ続く…
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