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【歓喜】ロングコートダディ単独ライブ『じごくトニック』の再配信・DVD販売中!ネタバレなしの感想

表題にあるように、ロングコートダディさんの単独ライブの映像が再配信中です。
すでにDVDを購入済の私は、再びDVDを観返しました。
そして、「あー、ここにロコディさんの原点あり、ここを経ての今なんだな」と、さらに感動しました。
これまでロコディさんは地元のアイドル的な存在であり、その頂点で唯一無二の存在でした。現在のロコディさんは、大きく飛躍してさらに人気を拡大している感じです。
さらなる高みを目指しているロコディさんの足手まといにならないように、つまりロコディさんの「いたファン」「きもファン」にならないように気をつけよう!と思っている今日この頃なのです、、、
私はずーっとロコディさんのファン(模範生)であり続ける予定なのでね。

さてさて、『じごくトニック』の感想に入ります。

「じごくトニック」を手にとって

意外に思われるかも知れませんが、、
ロングコートダディさん推しの私が、初め『じごくトニック』を観るのを若干ためらいました。
私は、Amazonで『じごくトニック』を注文したのですが、実際にそのものを手に取った時、ただならぬ負のオーラを感じてしまいました。

なんやろ、、、この感じ
いつものロコディさんと雰囲気違う気がする

失礼ながら、そう感じてしまいました。
ポップなイラストをよく見ると、ちゃんと「じごく」でした。
でも、ロコディさんのコントがどうしても観たかったので、勇気を振りしぼってDVDを鑑賞しました。

全体の感想

『じごくトニック』は他のロコディさんがつくるコントとちょっとテイストが違うな、と感じます。
くるりさんに例えるとアルバム『魂のゆくえ』です。
(余計に分かりにくいかも知れませんね、、、笑)
独創的かつちょっとダークな要素があります。

結論から言うと、DVDを買ったことは大正解です!
そして、『じごくトニック』のDVDは私の宝物です!!

私はロコディさんのこれまでと違う一面を観られたことが嬉しいし、内容もめちゃくちゃ面白いと思いました!

ただし、個人的には、ロコディさんの魅力をより多くの人に伝えるには、他の単独ライブも1本はDVD化した方がいいのではと感じています。
なぜなら、『じごくトニック』はロコディさんの入門編ではないからです。
私は、ロコディさんの魅力の一つは、大衆的なところだと思っています。
『じごくトニック』の笑いは、大衆受けするものというよりは、他のコントに比べるとちょっと癖がある気がします。
だから、初めて観る方でいつものロコディさんを求めていた場合には、ちょっと違和感を感じてしまうかも知れません。なんてね。

私はコントのタイトルのつけ方が、すごく好きです。
『厳格お父さん』は「厳格」という言葉をつけることで、中身の面白さがより引き立つし、
『時をかける兵頭』も内容を観た上でも、ちょっと普通では考えつかないような想像の斜め上をいく感じで、ハイセンスです。
私は『魔物』というタイトルが1番好きです!
何が「魔物」なのか、、考えてみるのも、楽しいと思います。

私は兎さんの「しんどいな」という言葉で、何回も爆笑した場面がありました。
死神のセリフや行動にも死ぬーと言いながら、めっちゃ笑いました!
「しんどさ」とか「死」とかお笑いの対極にあるものを、エンターテイメントにしてしまうって、すごいことだと思います!
「しんどい」「悲しい」ということは、結局は思考のベクトルが一方通行ということです。
でも、それを笑いにして、エンターテイメントにするということは、多角的なものの捉え方をしているということだと思います。

私は作品を観る時に、やっぱりその作り手がどんな人なのか、ということも大切だと思っています。
『じごくトニック』には、コントの作り手である堂前さんの人柄や考え方も浸透しています。
堂前さんのものの捉え方は面白いし、はっとさせられます。
『じごくトニック』を観終わった私は、堂前さんのnoteの感想も読ませて頂きました。(興味のある方はぜひ読んでみて下さい。素晴らしいです。)
私はその文面に言葉以上の思いを感じ取りました。
コントとその作り手である堂前さんの感性や考えに触れたことで、さらに作品に対する愛着も深まったのでした。


『じごくトニック』では、名言が出てきます。
私には好きな言葉がありますが、『じごくトニック』を初めて観た人が「名言」と感じる言葉が「名言」だと思います。

コント『じごくトニック』

誰でも一度は「じごく」を経験したことがあるのではないでしょうか。
私も「じごく」を味わったことがあります。
とことん「じごく」に落ちたら、最終的に「まあね」というラインに落ち着きます。
そのいい具合の到達点を、見事に笑いで表現していると感じます。
「じごく」を知っているからこそ、光を強く感じることができます。
闇の中だからこそ、人の温かみや優しさに気づきやすくなります。

私も、やっぱりどこかで鍛えて強くなったんかなぁ、、笑
このコントは「じごく」の中で自らを鍛えている人、あるいは「じごく」を経験した人の救いになるのではないでしょうか。

以上。
『じごくトニック』の感想でした。

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