オルタナティブ通貨

深谷市には地域通貨ネギーとやらが存在する。私は持っていないのだが、この地域通貨という仕組みはベーシックインカムに転用出来ないだろうか

日本には円のみが通貨として存在する。ここにオルタナティブ通貨を投入するのだ。詰まり、
円で売り買い出来る商品と、
ネギーで売り買い出来る商品と、
どちらでも売り買い出来る商品といった感じにマーケットを分けてしまうのだ。ベーシックインカムはネギーの方で発行する

電子マネーは所詮数字の羅列に過ぎないのかも知れない。英国郵便に5000ポンド入金したら何時の間にか3000ポンドになっていた、という風にバグやらシステム障害で簡単に増減する事からも伺える。
そして実際、ネギーカードに入金するとお金が1.2倍に増えるのである。訳が分からない(単に財政支出なんだとは思うが)
電子データを毎月80億円発行し、それが円と交換できない場合はどのくらいのインフレ効果があるのだろう。想像するとなんだか笑ってしまう

市民へベーシックインカムを配るに当たり、幾つか条件が必要だろう。
①市内で生まれ育った両親や祖父母が居る
②本人が市内に在住している
③生産年齢である事(市内に現在8万人居る)
④市内で消費される各種必要品の生産に従事する
これで十分だろうか。
例えば卵なら1日あたり16万個生産すれば良い訳だ。ちなみに16万個の卵を毎日生産するのに必要な労働者はせいぜい35人である。
市民で上手に分担して色々な物を地産地消したら、1週間の労働は10時間も要らないのかも知れない

市内で生産された物品を市民が地域通貨で買う、毎月1日とかにカード内の金額をリセットする、といった仕組みを導入すると特に誰も儲からなくなる。
贅沢な暮らしが好きな方には円を稼げる仕事をやって贅沢をして貰う。なんだか共産主義みたいだ

勿論シンプルに市民全員へ一律給付でも良い

生活必需品が10時間程度の労働で全て手に入るのなら、私は他に何を望むだろう。やはり娯楽だろうか

上記は机上の空論である。
ただし通貨が2種類以上出回っている国は存在する。ベーシックインカムを最初に導入するのはEU辺りの国になるかも知れない(フィンランドが試験的に始めたらしいと以前聞いた事は有るが)

市場効率性がガタ落ちする可能性などが見物である。色々と面白そうなのでどこかの国で是非とも大々的に実験して欲しいものだ。
なお私の街でやるならば私は歓迎だ。理由は単純で、凄く面白そうだからである。
通貨が2種類以上有る国では試験運用に失敗した時のリスクが小さいと思うので、積極的に導入してデータを集めて貰いたい

2024年06月19日