原爆の曽祖父

原爆の父と言えばオッペンハイマーである。また、レオ・シラードが原爆の祖父と呼べるかもしれない。
しかし原爆の曽祖父と呼ばれるべき人物が居た事はあまり知られていない。
彼の名はH・G・ウェルズ、イギリスの小説家である。
彼は人類史上初めて核融合反応を使った爆弾を発案し、そして原爆を世界で初めて小説に登場させた男である

彼が世界で初めて採用した小説のギミックは枚挙に暇がない。
・タイムマシン
・透明人間
・火星人
・破壊光線
・反重力物質
・飛行機を使った空中戦
・ドーバー海峡横断飛行
・放射性物質の採掘
・電子辞書
などなどだ。
そして何と言っても彼は日本国憲法を作った事で有名だ

また時系列にも注目したい。
彼が飛行機での戦闘を描いたのは1907年、実際に戦闘機が世界で初めて交戦するのは1915年だった。
彼がドーバー海峡横断飛行を描いたのは1908年であり、現実で飛行機がドーバー海峡を横断するのは翌年7月である

H・G・ウェルズ。彼の名を覚えておいても損はしないだろう。
私が最も好きな小説家の1人だ

2024年06月20日