20年ぶりに市民プールへ行った
甥っ子とその友人がプールに行きたいと言うので、私は保護者として駆り出された。小学生男子はもう女子更衣室に入れないらしく、男性の同伴が必要なのだ。昔は男子小学生も女子更衣室に入っていた気もするのだがそれは置いといて、市民プールに行くのは小学生以来だ。およそ20年ぶりである。結構楽しみだった
市民プールに到着すると、昔と全く変化の無い外装に私は驚いた。内装も全く変わっていない。もし入場システムがデジタル化されて居なければ、2004年からタイムスリップして来ても気付けないだろう
私が男子更衣室に入って最初に見たものは、男子更衣室から出て来る女子小学生だった。どうやら逆はアリらしい。一体どういう理屈なのだろう?女子はこっちに入ってくるのである
相変わらず100円を入れる仕組みのロッカー、手に巻き付ける鍵、消毒液が混じったシャワー。甥っ子達は初めてなので色々とレクチャーしながらプールに入場する
子供の頃はとても広く感じていた施設も、大人に成ってから訪れると案外狭かった事に気付く。
どうやらプールも例外では無いらしい
やはりビックリするほど何も変わって居なかった。
ウォータースライダーが描く曲線、プラスチックで出来た椰子の木、レンガっぽい見た目に加工した橋、そして2つ在るプール。全てあの頃のまま、全部があの時のままだった。
私は少し感動を覚えると供に、あの頃よりも視力が落ちている事を少し後悔した。眼鏡を掛けて来れば良かったと思った。がしかし、よく考えると大人の男性に成った私は、水着の女性達が近くに居る事はとても気恥ずかしいので、眼鏡をしない方が調度良いのであった
子供達は身長が120cmに届かなかったのでウォータースライダーには乗れない。2年生の夏に成ったらまた来よう、と言っておいた。
身長が120cm未満だと、水面から口が出ないので困りものだ。浮き輪が有るからと言って油断出来ない
時代の変化として1つ気付いた事が有る。上着を着ている男性がかなり多いのだ。厳密には男性用の上半身水着だと思うのだが、昔だとこういった物を着ている人は珍しかった気がする。これはジェンダーレスと云うヤツなのだろうか
あっという間に時間が来て退場。楽しい時間は早いのだ
市民プールの利用料金は3時間で800円。昔がいくらだったか覚えていないが、これはどうやら高くなったと感じさせるらしい。私は金銭感覚に疎いのでよく分からない。
子供達がフライドポテトを食べたいと言ったので奢る。食券販売機が令和製造の硬貨に非対応でちょっと笑ってしまった。きっと新紙幣に合わせてゆっくりと切り替えるつもりなのだろう。賢い経営判断である
2人がポテトを食べているのを見守っていると、着替えを終えて姉が更衣室から出て来た。丁度良く姉のママ友も合流。後は2人に任せて先に帰宅した
暫くは男手の付き添いが彼らには必要だろう。今後も頼まれるに違いない
2024年07月23日