ビックリパーティーに行ってきた

品川駅に着くとそこは異世界であった。全身をガラスに包んだビルディングが立ち並び、近未来SFに登場する空中庭園もかくや、といった感想を私に抱かせる。
巨大なビルに空と周囲のビルが写り込み、無限回廊を描いていた

目的の品川グランドセントラルタワーは、その近未来都市計画の一角を担っているようだ。
グーグルマップの示すままに進むと建物の外縁をほぼ半周し、私は裏口から進入する事になってしまった。
マップ上にはコンビニが表示され続けており、私は訝しんだ。こんなところにコンビニエンスストアが有る筈がない。
しかし、当然のことながらコンビニエンスストアはそこに実在した。困惑した私はイートインで軽食を食べる際に、誤って10%の消費税を支払ってしまう。
目的の会場(3階)へ上がるにはエスカレーターしかなく、私は迷宮の中を彷徨い続けた

都会は非常に奇妙なところだ。こんな風景はCDのジャケットくらいでしか見たことがない

なんとか会場に到着すると既に結構人だかりが出来ていた。
2列に並んで入場する。手荷物検査、特典シールの受け取りをした後に、観覧席の抽選くじを引く。私は2回ともかなり前の方だった

席数は500といったところだろう。男性率は10%から15%くらい。
第1部の観覧席では私の両脇が男性になった。2%くらいの確率を引いてしまったらしい。
同い年くらいの男性も数名見かけた。お母さんの付き添いと思しき男の子も居た気がする。
年上と思しきおじさま達は往年のビックリマンファンだろうか。とても頼もしい

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(以下、イベントの内容メモ。訪れた方にしか読む価値は無い、と思います)

MCはヤマト役の梶田さん。
トークの裏回しは小西さんと斉藤さんと橘さんが担っていた印象。橘さんがイジられがちで、頑張って盛り上げに徹していてとても好印象。
榊原さんが喋り出すとどこか緊張感が顔を覗かせる気がした。彼は終始ディープなファンサに徹しており、個人的には嬉しかった。しかし共演者を少々困惑させていたかも知れない…(笑)

出演者への質問コーナーは、キャラと似ている部分、もしくは真逆なところはどこ?というもの。
2回目の質問コーナーは、兄弟、友達、上司にしたいキャラは誰?というものだった

上司はフェニックス、照光子、牛若が人気。みんな結構指示をはっきり出してくれる上司を望むようだ。個人的に共感する。
兄弟はフッドが特に人気だった。ツンツンしている彼を弟にして構いたい、兄だったら結構面倒見が良さそう、ということらしい。一本釣も兄キャラとして人気が高いようだ。
友達はジャック、マリスが人気だった。一方でジャックはうるさすぎるのではないか?と異論が出てきたため橘氏が場を盛り上げていた。
田丸さんは弟にアリババを推薦するも、まるで監禁しているかのようなシチュエーションに陥ってしまい榊原氏に弄られていた

似ている部分はどこか、という質問に関しては、
ヤマトと似ている部分は「真面目さ」と梶田さん。周囲からもかなり肯定意見が飛ぶ。
フッドは目つきが悪いところだと言っていた。
ジャックは元気なところらしい。橘さんはまんまジャックらしいが、一方で結構引きずる事もあるようだ。オーディション最終選考に落ちるなどした際に立ち直るのが苦手、と言っていた

斉藤さんはフェニックスのような、心に余裕のある大人になりたいと言っていた。
似てないのは合神が出来ないところ

小西さんはメガネをかけている事は似ていないが、日笠陽子氏に交代すれば事実上合神は出来ると言っていた

榊原さんは「僕はとっても純粋だよ☆」と軽快なジョークを飛ばしたのち、「大人になってたくさん汚れてしまった」と意味深な発言をしていた

名場面振り返りのコーナーは6話が超人気だった。
10話から12話も非常に人気である。
阿座上さんは7話(フット回)推し。
田丸さんは4話推しだった。ジャックの珍しい1面を見られたのが楽しかったらしい

6話の15分45秒あたりのシーンで、梅原さんはアドリブをいっぱいとったらしい。
全編通じてジャックはアドリブ多め。ラップシーンの台本は当日にその場で渡されたらしい

クロ役に斉藤氏が起用された理由は不明。音響監督に可愛いと言われたようだ。
フェニックスはアドリブ殆どなし。斉藤氏は当初、声を低く渋めに演じようとしたが、訂正された模様

橘さんの服装はパジャマみたいだと弄られていたが、私は森嶋さんの服装もかなり奇抜だと思った

第1部では小西さんがビックリマン知識を熱く語り過ぎたためか、スタッフから「巻きで」と指示が出る。小西さんはOPの冒頭カットを見ながらビックリマンについてとても熱く語っていた

朗読劇「温泉」
街に温泉が沸く。理力で温泉旅館を顕現させ、みんなで入浴していると、フッドがフェニックスにぶっ飛ばされてくる、というもの。
そしてメガネを外したマリスが転倒して気絶し、フェニックスに膝枕をされ、ピーターが嫉妬する。
ピーターは膝枕をしたいと申し出るが、足の大きさが足りないと言われる。
そしてフッドは飲酒をして酔っぱらう。中国ではOKらしい(知らなかった)
更にマリスも酒を飲み酩酊してしまう。
マリスは「フェニックスが好き」と言いそうで言わなかった

朗読劇「遊園地」
マリスとピーターの遊園地デートをジャックたちが尾行する。ピーターがソフトクリームを「あーん」しようとするが、マリスに断られてしまう。
途中でメイドン女学院の宣伝が挟まれる(百合展開)
ヤマトがお店に入店するとアリババとフッドがお店の手伝いをしていた。
そこへやってきたピーターがテンチキを横取りされて憤る。
その後、マリスとピーターは観覧車へ赴く

榊原くんは「続編で遊園地に行けたらいいねー」と直前のトークで伏線を張っていた。
「みんな騙されたでしょー(笑)」とご満悦だった。楽しそうでなりよりだ

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私はこのイベントに橘龍丸という男を見に来たと言っても過言では無い。
彼の演技に出会ったのは「群青のファンファーレ」だった。
私の聴覚と意識に響き渡る演技に感じたものだ。現在では「龍族」などに出演中。
ジャックは本当にハマリ役だったと感じる。彼自身がとても明るく、場を盛り上げようと気を回していて好印象だった。その様子はどこかジャックのキャラクターと重なっている。彼は私は夢中にさせるかも知れない。
男性のファンが付くタイプの声優だな、と思う。
微力ながら応援していきたい所存だ

榊原くんも目当てだったのだが、彼は性癖がちょっと怖いかな(苦笑)
彼の事も応援していきたい

2024年05月28日