今後あらゆる先進国の実質賃金は低下する

日本の実質賃金が低下しており、海外はこんなに賃金が高い、といった趣旨の言説が時折り発表されるらしい。
日本経済を特別否定的に見ている理由は定かではないが、今後あらゆる先進国の実質賃金は低下していくため、少々大袈裟と言わざるを得ない

途上国の経済成長は輸入物価に直接影響を及ぼすため、10年か20年も経てば私の予見がデータに表れてくるだろう。他国より成長率が低いという事は相対的に貧乏になる事と殆ど同義である

また、インドや中国を中心としてエネルギー需要が増大し続けていく。需要の増加により原油価格は上がり続ける。これも各国の輸入費や物価高に影響する

日本経済のみを暗く捉えることはあまり理にかなっているとは考えにくい。衰退と発展は今後あらゆる国が通る道だ

他に実質賃金の低下を引き起こす要因としては移民の受け入れなどが挙げられる。
移民を1度に多く受け入れてしまうと、
労働者流入数<消費者流入数
となってしまうため労働需要や供給、消費のバランスが急変し、
賃金上昇<物価上昇
となってしまう。1度ならば微々たる影響だろうが、毎年受け入れていれば大きな影響をもたらすだろう

他にも少子高齢化など様々な要因があるが、虚しいのでやめよう

春闘や賃上げでは根本的な問題を解決できない点には注意が必要だ。この現象は政府には特に打つ手が無いため批判するだけ無駄である

2024年05月06日