天皇賞

まず、逃げる可能性が最も高いのはジャックドール。
少数頭の外枠という最高の枠。
なぜか大外枠を悲観する声が多いが馬番でいうと10番。
ノースブリッジの1番の方が最悪。

枠がでた瞬間ジャックドールの逃げ切りまで考えた。
理想はジャックドール単騎逃げ、ノースブリッジ番手で、ノースブリッジがドスローに落とす形。
おそらく高速馬場で全体タイムが1.56.0~1.57前半ほどになる。ジャックドールは中途半端な逃げをしなかった場合、1000メートル通過は58秒台前半〜59前半。ノースブリッジが59台後半から1分のスローに落とそうとすると、後ろを走る馬達はかなり厳しい競馬を強いられる。

しかし、ルメールがいる限りその可能性は低い。
ノースブリッジが遅ければ、デフォルトのスピードの絶対値が違うイクイノックスは自然に前にいくことになる。良の高速馬場では、ルメールは脚質無視で馬を逃げ、先行をしてくる。現にイクイノックスで逃げたこともある。強い馬は逃げても強いというのがルメールの持論らしい。

よって、ジャックドール、番手イクイノックスとなりそう。ジャックドールがスローに落とそうとするなら逃げまであるかもしれない。可能性は低いが。

想定隊列はこう。

⑩①⑤②④③
 ⑦⑥⑧⑨⑪

小頭数なので、正直細かい隊列はどうでもいい。

イクイノックスが強いのは当たり前だが、今回オッズの割に調教がぼちぼちで、叩きの可能性は非常に高い。
また、ドウデュースの調教も今までとは別馬になってしまっている。映像で見ると派手でかなり良く見えるが、過去の調教と比べるとタイムは遅い。
体重を絞って筋肉が増え、以前のような瞬発力が失われたと考えられる。今回の高速馬場に合わない可能性もある。

さらにオッズの観点からイクイノックス、ドウデュースの連帯を想定する馬券を組むことは難しい。
よって、今回はどちらかが連帯を外すと考えて馬券を組みたい。普通に人気馬決着になりそうでも、疑ってかかる方が面白い。

高速馬場への適性で考えるとジャックドール、ガイアフォース、ダノンベルーガの3頭。

ジャックドール
脚質的に必ず前に行ってくれるので、この馬の単勝まで検討してもいい。
懸念点は鞍上ではなく、この馬自体の能力。
大阪杯では運良く1着だったが、完全な前残り馬場で出走メンバーは低レベル。後方からきた牝馬のスターズオンアースにあわや差し切られそうになっていた。スターズオンアースがとんでもない化け物という可能性もなくはないが、この結果からはG1レベルのレースでは厳しいと考えるのが妥当。よって、3着候補。

ガイアフォース
高速馬場に対する適性が最も高いのはこの馬。
マイル重賞の1.31秒台レースに対応できるのは、尋常ではない。また、スタートの出遅れが少なく、馬も常に走る気十分。そのため成績が非常に安定しており、距離適性のなかった菊花賞を除くと全レースで5着以内。
高速馬場に対応でき、大崩れしない馬が小頭数で先行するならば、買える要素しかない。あとは能力だけ。3着まで。

ダノンベルーガ
皐月賞がベストパフォーマンス。
内の馬場が悪いのに一枠1番を引いたレース。結果として、外枠の馬、しかも14番ジオグリフ、18番イクイノックス、12番ドウデュースらに続く4着。永遠内の悪いところを走らされ、蓋され散々なレースで4着は強すぎる。その後のダービーでも4着、天皇賞でも3着で、イクイノックス、ドウデュースも出るレースで善戦。
札幌記念はかなり特殊な馬場。札幌は水捌けが悪いのか、洋芝のせいなのかわからないが、ほんの少しでも雨が降るととんでもなく重い馬場になり、映像で見ても脚を取られるドロドロの状態。その中で4着に残しているのは、能力の証である。
イクイノックス、ドウデュースに能力で劣るものの、その両馬に少しでも不安があるなら、この馬が逆転すると考えるのは、自然である。

プログノーシス
G1級の力があるが、高速馬場の適正を見せておらず(適正が無いのではなく、適性を見せたレースが過去にないという意味)、オッズ的に明らかに買えない。高速馬場の適性を信じるなら単勝から入ってもいいと思っている。毎日杯では3着で、このレースは毎年高速決着になりやすく、高速馬場の適性を確かめやすい。3着なら高速馬場の適性があるのでは?と考えてしまいがちだが、適性があるのならグレートマジシャンに負けるような馬ではなく、シャフリヤールにも勝てたはず。それぐらいこの馬を評価しているからこそ、今回の天皇賞は適性がない方にかける。

現状
◎ダノンベルーガ
◯ドウデュース
◯ガイアフォース
◯イクイノックス
◯ジャックドール

馬連4点、馬単4点、3連単未定、3連複2点
の予定。当日体重次第で変更。

追記
悩みましたが、ここ天皇賞がメイチかどうかを重視します。
プログノーシス、ガイアフォース、ジャックドールはこの距離がギリギリ。この先を見据えてはいないはず。
さらに馬場状態が前有利な状況に。

◎ジャックドール

◯ドウデュース
◯ダノンベルーガ
◯イクイノックス
◯ガイアフォース

直前まで迷って印は変えまくります。

結果
ツイートの通りダノンベルーガから。
ジャスティンパレスとイクイノックスの仕上がりよく叩きに見えず。
力関係、高速馬場への対応ではジャスティンパレス、ダノンベルーガの二頭からいくしかなかったが、
とにかくダノンベルーガの可能性に賭けたい!という気持ちから全てダノンベルーガからで、無事死亡。

素直にイクイノックスから2頭に馬連一万ずつ流すのでよかった。

ドウデュース筋肉つけすぎ、プログノーシス高速馬場合わない、隊列等あっていた予想が多いだけに悔しい結果。
想定外なのは強いと思っていたイクイノックスが、もう二つくらい強かったことくらい。


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