マイルチャンピオンS

土曜
前日雨、当日は晴れたが、芝は稍重。雨の影響から外差し傾向で、内を開ける傾向が多い。最終レースは大外枠の
先行馬が勝利、道中は内から２列目で直線は外。明らかに直線は伸びるポイントがある。
一方で、京都競馬場の形態を生かして、内をロスなく立ち回って馬券になる馬もいるので、馬場の渇き具合と適正を注意したい。

（全頭考察）
ソウルラッシュ
高速馬場への適性が非常に高い。一方で時計のかかる稍重～重馬場で好走。
一見つかみどころがない馬だが、読売マイラーズカップで一頭この馬が最後方から伸びてくる様子をみると、
ゆるい馬場が得意なだけで、時計がかかる馬場が得意というわけではないと思われる。
そうでないと超高速馬場だった、2023.4.23マイラーズC（G2）で、高速馬場の適正の高いかつ強いシュネルマイスターとガイアフォースの次の３着にはこれない（タイム1.31.6）。一方で、その前に出たマイラーズC（G2）は、
稍重で時計のかかるレース（1.33.3）にも関わらず１着。
普通の馬は、高速馬場の適正がある場合、時計のかかる馬場（冬場の芝が成長しない中山、芝丈の長い洋芝、雨馬場）
で好走しにくいが、この馬は高速馬場の適正がありながら、ゆるい馬場の適正がある。
よって、良馬場の高速馬場では少したりず、かといって、良馬場の時計がかかる馬場も好走しにくい。
今回のレースは後者に該当しそう。雨の影響が残っているようであれば、頭で買える。今回は３着まで。

ビーアストニッシド
荒れた内側を先行または逃げてどこまで。
過去凡走が多いように思えるが、皐月賞、ダービー、菊花賞とハイレベルレースで、その他のレースも距離延長。
ベストは1600～1800であり、時計がかかったほうがいい。マイラーズCは超高速決着の中、６着で崩れていない。
今回も荒れた内側を避け、外に馬が集中するなら一応注意をしないといけない馬。３着まで。

ダノンスコーピオン
全盛期が戻ってこない。このレースで戻ってくる根拠がない。

エエヤン
中山が本当にあう。差し脚のあるタイプではない。まさにシルバーステート産駒という感じで、冬場の中山は合う。
また、デムーロ騎手が乗ることがかなりのプラス。デムーロといえば捲りのイメージが強いが、京都ではとにかく
インをついてくる。土曜の競馬もほとんどインを走る競馬。
寒い時期で時計のかかる馬場。先行するなら粘り込みはありうる。2、３着候補。

ジャスティンカフェ
勝負根性が素晴らしい馬。前進気勢がすごい。陣営としては折り合い重視で、最後方から足を使う競馬が多い。
そのため高速決着の時馬券になりにくいが、実力は上位。今回はノリさんから坂井くんに乗り替わりである程度
先行するつもりと思われる。インから差してくれるなら買える。３着候補。

ダノンザキット
先行して強い馬。間隔空いていること以外不安はない。３着候補。

エルトンバローズ
今回の条件に合う。マイルの高速決着は苦手と思われるが、1.33秒代の決着であれば、頭まである。
一方、シュネルマイスターとセリフォスが馬券内にくるという予想ならば、相当しぼった馬券でないと厳しい。
1～３着候補だが、買うかどうかは見送り。

ソーヴァリアント
強いが全盛期は戻らない。血統的にも馬場は合いそうだが、見送り。

シュネルマイスター
前走は映像を見ればわかるが強く、想像以上に一瞬の切れ味がある。
高速馬場への適性が高く、今の京都が合うかは微妙。１～３着候補。

マテンロウオリオン
ノリさんなら下げてイン差しやってくれそう。余程余裕があれば買う。

セリフォス
高速馬場への適正はなさそう。安田記念はインをロスなく立ち回って、対応したもの。
今回の京都は合いそう。１～３着候補。

レッドモンレーヴ
外回すなら厳しい。外回しそう。

セルバーグ
ここでは能力に疑問

バスラットレオン
ここでは能力に疑問。

イルーシヴパンサー
岩田は外回すはず。買いづらい。

ナミュール
高速馬場への適正が高い。外差し馬場継続なら買ってもいいが、人気的にも厳しい。

◎シュネルマイスター
◎セリフォス
◯エエヤン
△ジャスティンカフェ
△ダノンザキット
△ビーアストニッシド
△マテンロウオリオン

シュネルとセリフォス以外の馬がなんとも微妙な馬が多いため、
単純に時計のかかる馬場に適正のある馬や内を回ってきそうな枠の馬や騎手を選択したもの。
しかもシュネル、セリフォス共に絶対の能力があるわけではないので、
当日の馬場を決めて詰めていきたい。

京都馬場相当緩い。はっきりいって異常な馬場。こういう馬場が1番得意なソウルラッシュを軸に切り替え。
相手はわからず、人気どころからいった。
10レースでウインスノーライトが勝つような異常馬場なことに気づいていたのにナミュールを入れず。競馬はメンタルってことを思い知らされた。