小謎徹底攻略 〜すーぴか編〜

はじめに

はじめましての方ははじめまして。すーぴかと申します。
普段は謎解き公演に参加したり、思いついた一枚謎をネットの海にたれ流したりする活動をしています。つまり、どこにでもいる普通の謎クラです。
私は今までどこかの団体に所属していたことがないこともあって、ここまで大人数での謎制作は初めての経験でした。それもあって、制作期間中は毎日刺激的かつ楽しく、複数人集まることによるシナジー効果って凄いんだなあと思いながら過ごしていました。またやりたい。別企画へのお誘いお待ちしております。(twitter IDはspica_clerkです!気軽にお声がけ下さい!)
hydra謎制作においては、小謎制作とゆるプロマネをやっていました。がっつりやるとメンバーの心が死ぬのでゆるプロマネです。仕事以外で人日計算してガントチャートを引く日が来るとは思っていなかったよ。
今回、「答えが決められた状態で謎を作る」ということに非常に苦労した記憶があります。なぜなら、普段の私は

① 謎にできそうな法則性に気づいたり、ギミックを思いついたりする
② ①から導けそうな答えを選定する

というプロセスで謎を制作しているため、答えがその単語となるように謎を作成することがあまりなかったからです。謎が先、答えが後なんですね。
また、全員共通の「四角を謎で使わない (工夫をすれば可)」という制約の他に、個人的に「その単語でしか作れない小謎を作る」「解けたときにニヤっとできる謎にする」という制約を課していたため、制作は困難を極めました。特に前者は、どんな単語が答えでも成立する系のギミックを無理に使用することにより、「その答えの小謎を無理矢理作っている」⇒「その単語を答えにしなければならない理由がある」という大謎に繋がる余計な導線をプレイヤーに与えたくないという思いがあったため、必要な制約でした。
そんなこんなを考えながら制作に取り組んだ結果、どれも個性的かつそれぞれの単語に寄り添った8本の首(小謎)が生えてきてくれたなあと思います。
以下解説していきますが、読んでくださった方に1本でも多くの首を気に入ってもらえれば幸いです。

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