ねんどろいど 初音ミクV4X ツインテール修理記録
ねんどろいど 初音ミクV4Xのツインテールの関節を折ってしまったので、そちらを修理するまでの記録になります。
下記のツイートと記事を参考にさせていただきました。この場を借りて感謝いたします。
● やったこと
・折れたパーツの除去(グッスマ記事参考)
・代替パーツの組み立て(ホビーベース球体ジョイント リンク)
使用パーツ:6mm球(軸2.9mm、軸3mm)
※1度失敗してるので2つ使ってます
・パーツの調整(軸長短縮、軸を削って径を調整)
・パーツの塗装(ガイアノーツ FM-03 ミク ボディシャドウ)
・本体に取り付け
●使用したパーツと道具
・ホビーベース 球体ジョイント リンク フレッシュ PPC-Tn38
・ガイアノーツ FM-03 ミク ボディシャドウ(※廃盤製品)
・ピンバイス ドリル径φ1.0mm
・ステンレスヒートン #00
・ラジオペンチ
・ニッパー
・ツールクリッパー(なくても大丈夫)
・ピンセット
・タミヤ クラフトツール 平ヤスリ
・紙やすり 600番、1500番
・カッターナイフ
(きちんとした模型用のナイフ等の方が良いです)
・カッティングボード
・面相筆(先の細い筆ならたぶんOK)
・塗料皿
・Mr.カラー うすめ液(アクリル塗料用シンナー)
―― 以下、失敗込みの作業記録です ――
折れたツインテールはこんな状態。
本体側はラジオペンチで引き抜き、ツインテール側はグッスマさんの記事の通り、ピンバイスとヒートンを使って除去します。
上の写真の短い円筒パーツがツインテールに残っていた部分。
ピンバイスで穴をあけたところにヒートンをねじ込み、手かラジオペンチで引き抜きます。今回はヒートンをねじ込んだ段階で簡単に取れました。
関節パーツを見たところ、
球:φ6mm 軸径:φ3mm
軸長:長い軸 6mm、短い軸 3mm くらいでした。
使用後の写真になりますが、こちらの球体ジョイントを使用。
6mm球の軸φ2.9 mmのものを組み立てました。
チェックも兼ねて5mm球のものも組み立ててしまってます。
一番奥が元パーツ、真ん中が6mm球、手前が5mm球です。
これは失敗だったのですが、先走って塗装してしまっています。
しかも軸長さを調整していないので、このままだとツインテール側に差したときにかなり浮いてしまいます。
球体ジョイントの軸長さは7mmなので、半分くらいのところでカッターナイフを使って切り取り、切断面にヤスリ掛けをして再塗装しました。
※パーツが小さいためカッターナイフの扱いにはよく注意してください。
パーツの長さを整えたのがこちらです。
ただこれをV4Xミクさんの本体に差し込んだところだいぶきつく、無理をした結果……
こうなりました。元のねんどろいどのパーツに比べると柔らかい印象で、ぐにゃっと嫌な感触がした時にはパーツがねじ切れていました。
塗料を塗ったために摩擦が強くなったことと、膜厚で太くなったためにかなりきつくなってしまい、失敗したものと思います。
また、個体差があるかも知れませんが、ツインテール側に比べて本体側の方がきつめな感じでした。
ということで、以下のようにして再挑戦
・パーツは6mm球、軸φ3mm
・組み立てて、片方の軸の長さを半分程度にカット
・軸を回しながらヤスリ掛けをして軸径を調整
(平ヤスリで径を調整→紙やすり600番→1500番で表面を整える)
・本体に組んだ時に見える部分のみ塗装する
できあがったのがこちら。
ツインテール側(短い方)に対して、本体側(長い方)の径がやや小さめになるくらいまでヤスリ掛けしています。この辺りは実際に本体側に差しこんで様子を確認しつつヤスリ掛けするのが良いかと思います。
お守り程度のつもりで、ティッシュペーパーにシリコンオイルを吹いたもので軸部分を拭き、すべりをよくしたような気持ちになっています。(たぶん、ほとんど変わらない)
とりつけるとこんな感じ。かわいいですね。
ツインテールの破損が痛々しいのですが、後ろからはこんな感じです。
本体側の軸をもう少し(1mm程度?)短くすれば密着感は出るかと思いますが、その辺りはお好みで。
●おまけ
ガイアノーツさんのFRAME MUSIC GIRL 初音ミク用の塗料ですが、廃盤になっているようで、なかなか入手しづらいようです……。特にFM-01 ミクグリーンの入手は難しいようです。(2021年11月末)
今回使用したFM-02 ミクヘアシャドウ(右)と、FM-03 ミクボディシャドウ(左)はヨドバシドットコムで購入しています。このふたつを塗り分けたのが上の写真になります。塗料側が元パーツで、手前が左右で塗り分けたパーツです。
下手な写真のため見分けにくいのですが、キャップの色と同様、ヘアシャドウの方が青みが強く、元の色に近いかなと思います。どちらか手に入った方でも、マクロ撮影で密着でもしない限り個人的にはそんなに気にならないかな?
塗装周りはほとんど経験がないので、調色を含めてより良い方法があるんじゃないかなとは思います。
●まとめ
破損してしまった場合、グッスマさんに交換パーツがないと交換対応はしてもらえないようで、発売から時間が経った子の破損はどうしてもユーザー側で対処せざるを得ない状態です。(こればかりは仕方ないですね)
今回はねんどろいど初音ミクV4Xでしたが、パーツのサイズと色さえなんとかすれば、他のねんどろいどでも今回の作業記録を参考にしてもらえるかなと思います。参考になるといいな。
自分の手で修理した子にはより愛着も湧きます。もしもの時には、修理に挑戦してみてください。
みなさんのねんどろライフの一助になれば幸いです。
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