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ストロボを使ったカラーシフト
ストロボの非常に面白い使い方、カラーシフトについてご紹介します。
ストロボにカラーフィルターを付けて撮影する方法です。
ストロボにカラーフィルターを付けて撮影すると被写体がその色に染まります。
オレンジのフィルターを付けると、被写体がオレンジになります。
ここでホワイトバランス設定の出番です。
ホワイトバランス設定を3000ケルビンに設定します。写真の色温度が変わり、オレンジのものが元々の色に戻ります。
この時ホワイトバランスがどのような操作をしているかというとオレンジのものを元の色に戻すために画像を青色にする操作をしています。
オレンジ色に照らされたものは元々の色に戻り、照らされていない部分(背景)は青色に変わります。これによって、オレンジの光が当たっていない部分(背景)を青色に変化させます。
![](https://assets.st-note.com/img/1669046576336-t9FUspHh1K.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1669046592005-pgL0EcofVp.jpg?width=1200)
どのような色に変わるかは色相環を参照してください。
![](https://assets.st-note.com/img/1669046115130-q78TlS86MB.png)
他の例として、緑(色相環の真上)のフィルターをストロボに付ければ被写体は緑色になります。
肌の色を元に戻すには、画像を補色のピンク(色相環の真下)にしてやれば、緑色に照らさされた被写体は元の肌色に戻ります。
緑の光が当たっていない部分(背景)は画像をピンクにしたので、ピンク色に変わります。
![](https://assets.st-note.com/img/1669047097277-PatB8h7pxS.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1669047144017-vETRxxnakW.jpg?width=1200)
上の色相環に従って色が変化しますので、青色フィルターで被写体のみを青く照らして、ホワイトバランス調整で画像をオレンジに調整すれば青く照らされた被写体は元の肌色に戻り、青い光の当たっていない背景はオレンジ色の夕暮れの雰囲気にできます。
カラーシフトはいかがでしたでしょうか?
私は夕暮れ時に背景や空を、より青っぽくしたくてオレンジフィルターを使うことがあります。
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