はじめに
本書は、共闘になれていない魔法使いが「初級」から「中級」になるための1つの指針です。戦術は1つを覚えるのではなく、戦況に応じて変えていく必要があります。
魔法使いチャレンジで使用する「集中力」と「呪文エネルギー」をよく知ることで、より効率的に戦闘を行えます。効率的に戦闘を行うことで、敵との戦闘 および、魔法使いチャレンジの時間を短縮したり、呪文エネルギーを節約したりできます。また、魔法使いチャレンジの勝率が上がります。
「集中力」と「呪文エネルギー」について知る前に「戦略呪文」、「得意な敵」や「苦手な敵」などを知っておく必要があります。最初に「初級編」を読んでから、「中級編」にお進みください。
※ 本書では、「戦闘訓練」の中の「闇祓いの基本」、「魔法動物学の基礎」、「教授職の原則」を「職業訓練」と表現しています。
※ 本書では、魔法使いチャレンジが開始されたときを「戦闘開始時」、以下時間の経過と共に「戦闘序盤」、「戦闘中盤」、「戦闘終盤」と表現しています。
※ 戦略呪文の「呪文」や「呪い」を唱える相手を記載していますが、「職業訓練」がすべて完了していることを想定しています。また、戦略呪文そのものや 唱える相手を戦況に応じて変えていく必要があります。
※ チームメイト5人で「闇の部屋」での共闘を想定しています。
※ アプリバージョン 2.17.0 (2021年3月19日現在) の仕様を元に作成しています。
1.集中力について
集中力は、魔法使いチャレンジで戦略呪文の「呪文」や「呪い」を唱えるために必要な力です。魔法使いチャレンジ1回ごとに集中力はリセットされ、戦闘開始時に初期値となります。
職業 (闇祓い、魔法動物学者、教授) によって唱えることができる戦略呪文は異なり、各職業の個性とも言えます。各職業は4種類の戦略呪文を唱えることができます。「唱える相手」や「唱えるタイミング」を知ることで、敵を早く倒したり、呪文エネルギーを節約したりすることができます。
戦略呪文は、敵を弱体化したり、チームメイトの戦闘能力を強化したりすることができます。
「職業」や「職業訓練のレッスンの受講状況」によって、初期値 や 効果が異なります。
魔法使いチャレンジで「アリーナ」画面の下部に集中力メーターが表示されていて、自分が持っている集中力の数が表示されます。戦略呪文は「アリーナ」画面から唱えることができ、唱えると集中力が消費されます。「アリーナ」画面の下に表示されている戦略呪文をタップすると、呪文の内容 や 消費される集中力の数を確認できます。
参考:
「アリーナ」画面とは、魔法使いチャレンジで戦闘を開始したあと、敵の顔のアイコンがたくさん表示される画面のことです。
2.呪文エネルギーについて
呪文エネルギーは、敵への攻撃時に使用します。防御するときの「プロテゴ」で呪文エネルギーは減りません。
呪文エネルギーは、主にマップ画面、宿屋、温室で回復できます。呪文エネルギーを十分に確保してから魔法使いチャレンジに挑みましょう。
「闇の部屋」では「廃墟の部屋」よりも敵が強いため、呪文エネルギーをより多く使用します。しかし、集中力を効率的に集めて使用することにより、呪文エネルギーを節約することができます。
呪文エネルギーを節約することによって、魔法使いチャレンジの回数を増やすことができ、単位時間あたりの報酬をより多く獲得できます。
3.集中力を増やす
基本的に敵を倒したときに集中力をもらえますが、中にはもらえない敵もいます。
集中力が「もらえる敵」と「もらえない敵」を見分けるには、「アリーナ」画面にて敵の顔のアイコンの左側に「集中力のマーク」が付いているか、付いていないかで判断できます。
「集中力のマーク」が付いている敵を倒したときは、集中力1以上をもらえます。また、敵を倒したときにもらえる集中力の数は、敵の顔のアイコンの下側に「チームの集中力+数字」(下記画像の例では、集中力を1もらえます) と表示されています。
チームメイトの誰か一人が敵一体を倒すと、チームメイト全員に同じ数の集中力がもらえます。
もう一つの集中力の増やし方は、「強化薬」を飲む方法があります。強化薬は2種類あり、増加する集中力の数が異なります。強化薬を調合するには時間がかかるので、集中力を補うための予備用としては必要ですが、毎回使用するものではありません。
4.もらえる集中力の合計
もらえる集中力は、敵ごとに異なりますが、部屋ごとにもらえる集中力は決まっています。
例えば、「闇の部屋Ⅴ」ではすべての敵を倒したときに合計20の集中力をもらえます。つまり、5人で戦ったときにはチームメイト全員で合計100の集中力をもらえます。
これに集中力の初期値 (戦闘開始時の集中力) を合わせたものが、魔法使いチャレンジで使用できる集中力の合計となります。
5.集中力を早く集める
集中力を早く集めることにより、戦略呪文の「呪文」や「呪い」を早く唱えることができるので、戦闘がより有利になります。
とくに戦闘開始時 や 戦闘序盤は、「防御の呪文 (教授、必要な集中力3 ✕ 最大5人分)」、「熟練度の呪文 (教授、必要な集中力7)」、「勇敢の呪文 (魔法動物学者、必要な集中力7)」を唱えるために多くの集中力が必要となります。
集中力を早く集めるためには、チームメイト全員が「得意な敵」や「弱い敵」から倒すと良いでしょう (詳しくは「6.集中力を効率的に集める」で説明します)。
また、集中力をチームメイトに渡せる唯一の職業「闇祓い」の方は「集中力の呪文 (必要な集中力1)」を唱えて、集中力をチームメイトの「教授」や「魔法動物学者」に渡すことができます。集中力をチームメイトに渡すことで、集中力を多く必要とする呪文をより早く唱えることができます。
6.集中力を効率的に集める
戦闘開始時から戦闘中盤までは、基本的に集中力をもらえる敵を優先して倒すようにしましょう。その中でも自分の「得意な敵」や「弱い敵」を早く倒すことで、集中力を早く集めることができます。
基本的に「得意な敵」を優先して戦い、「得意な敵」がいない場合は、次に「得意でも苦手でもない敵」、最後に「苦手な敵」の順番で戦いましょう。
「得意な敵」と「苦手な敵」は、職業ごとに決まっています。
次項では、「得意な敵」と「弱い敵」について説明します。
6.1 得意な敵
「得意な敵」の中でも優先的に戦ったほうが良い敵は、集中力を早く集める場合と、多く出現した場合で異なります。
「得意な敵」の2種類が同じ強さの場合は、集中力を早く集めるために倒しやすい敵を優先しましょう。「得意な敵」が多く出現している場合は、チームメイトが倒しやすい敵をお願いして、自分はそれ以外の敵を倒しましょう。
下記に職業別で説明します。
チームメイト全員に効果がある「熟練度の呪文 (教授、必要な集中力7)」が唱えられると、「得意な敵」に対するダメージが増加 (最大+44%) するので、その後も「得意な敵」を優先して戦いましょう。
「得意な敵」でもエリートの敵は強いので、「熟練度の呪文 (教授、必要な集中力7)」と エリートの敵に対して有効な「勇敢の呪文 (魔法動物学者、必要な集中力7)」が唱えられてから戦いましょう。
戦闘中盤以降は、「得意でも苦手でもない敵」、「苦手な敵」や「強い敵」も相手にする必要があります。「得意な敵」がいないときの対応方法は、後述「10.得意な敵がいないとき」で説明します。
6.2 弱い敵
「弱い敵」は、敵の星の数で判断します。
「アリーナ」画面にて、敵のアイコンが表示されている下側に星の数が5段階 (星1〜5) で表示されており、その星の数が少ないと「弱い敵」、多いと「強い敵」になります。
「弱い敵」の方が敵を早く倒せるので、集中力を早く集めることができます。「弱い敵」を優先して戦いましょう。
7.集中力を渡す
「闇祓い」は、集中力を渡せる唯一の職業です。戦略呪文の「集中力の呪文 (必要な集中力1)」を唱えて、チームメイトの「教授」や「魔法動物学者」に集中力を渡すことができます。
集中力を渡すことで、多くの集中力を必要とする「防御の呪文 (教授、必要な集中力3 ✕ 最大5人分)」、「熟練度の呪文 (教授、必要な集中力7)」、「勇敢の呪文 (魔法動物学者、必要な集中力7)」を早く唱えることができます。
集中力を渡すタイミングは、集中力を多く必要とする戦闘開始時 や 戦闘序盤 と 闇祓い本人が「アリーナ」画面から敵と戦いに行く前になります。
下記に場面別で説明します。
8.集中力を必要とするタイミング
集中力を必要とするタイミングは、集中力が多く必要な戦略呪文を唱えるときなどです。集中力を必要とするタイミングは職業ごとに異なります。
下記に職業別で説明します。
9.集中力を効率的に使う
敵を倒したときにもらえる集中力は、「集中力の最大値」 (職業ごとに最大値が異なる) を超えると、それ以上は増えません。最大値を超える前に戦略呪文の「呪文」や「呪い」を唱えましょう。
「戦略呪文を唱えるタイミング」や「唱える相手」は、チームメイトの状況 や 戦況に応じて、変えていく必要があります。
戦略呪文の中でもチームメイト全員に効果がある「熟練度の呪文 (教授、必要な集中力7)」や「勇敢の呪文 (魔法動物学者、必要な集中力7)」は、なるべく早めに唱えることで、より勝利へと近づきます。
「闇祓い」や「教授」の方は、すべての敵を倒す前に集中力を使い切る様に努力しましょう。目標としては、集中力を3以下にしましょう。
集中力を使う戦略呪文は職業ごとに異なるので、下記に職業別で説明します。
10.得意な敵がいないとき
「アリーナ」画面にて、「得意な敵」が出現していないときの対応は、チームメイトの状況 や 戦況により異なります。
次項では、「すべての職業で共通の対応」と「職業別での対応」を説明します。
10. 1 すべての職業で共通の対応
すべての職業で共通する対応を示します。
10. 2 職業別での対応
各職業での対応を示します。
11.呪文エネルギーの節約
呪文エネルギーを節約することによって、魔法使いチャレンジの回数を増やすことができ、単位時間あたりの報酬をより多く獲得できます。
呪文エネルギーを節約するには、下記を目標にしましょう。
12.最後に
集中力を効率的に集めて使用することで、戦闘時間を短縮したり、呪文エネルギーを節約したり、勝率を上げることができます。
そのためには、自分の職業 や 自分以外の職業について深く知り、自分だけのために戦略呪文を唱えるのではなく、チームメイトの状況 や 敵の出現状況に応じて戦略呪文の「呪文」や「呪い」を使い分けて、チームメイトと連携して戦うことが必要です。
13.参考資料
「初級編」を未読の方は、こちらもお読みください。
魔法使いチャレンジの公式の解説です。
14.改訂履歴
2021/3/21
・「6.1 得意な敵」の「魔法動物学者」が対応する敵を変更しました。また、職業別の説明内に「理由」を追記しました。
・「10. 2 職業別での対応」の「闇祓い」のワンパンチの説明を修正しました。
・「11.呪文エネルギーの節約」の「闇祓い」のワンパンチの説明を修正しました。