初個展「colour⇄ring」
2018/11/03〜08
名古屋市東区のギャラリーカフェテオさんにて初の個展
「colour⇄ring」(カラーリング)
を開催しておりました。
色々なデータをサルベージできた上
今とテーマの根本が変わっていない!とびっくりしたので纏めます。
当時の文章の後、今にして思う事。を綴ろうかと。
まずは会場全体の写真と
カフェで出していたものを。
今見ると、まっとうな絵描いてる!!!!て気持ちになります。
壁際の椅子は見に来てくれた方の荷物置き場に…と思っていたのですが
良い感じに空間演出に手助けしてくれてました
また、当時はとあるピアニストさんに許可をとって
その方のピアノソロ音源を流してました。
次に、メインの絵です。
当時のテーマは「色」「輪っか」「廻る」でした。
なので名前がカラーリング。
また聞いている音楽からインスピレーションを受けて描いておりました。
ので、絵のタイトルに曲名がはいっています。
「colour⇄ring」
参考曲→「Ring」Sada Shugi
初個展のメインビジュアルです。
布にアクリル絵の具でかきました。
縦約1m、横約2m
あちら側の世界に居る。
と言われている骨クジラと7色の魚。
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今でも描いている骨クジラ(花クジラ)の最初の姿です。
とにかくこの子の印象を付けたくて、でかく!!でかく描くにはどうしたら!?
と考えた結果、布に描くという手段を取りました。
部屋の壁に下書きの紙を取り付けて、その上に布被せて…という具合に。
ringは廻る。当時は隠していたテーマ「輪廻転生」を込めてます。
今でこそ 「こちら側、あちら側」という言葉を使ってますが当時はまだ言葉を定めて無かったのです。
(いまでも濁し気味ではある)
当時は参考曲の雰囲気から花や蔦を描いてましたが2020年の個展「やわらかな夜と四季彩の花」で完全に作品に取り入れるようになりました。
(↑の作品も別記事で見れます)
「Scarlet ⇄ Reincarnation」
参考曲「Reincarnation」fox capture plan
Reincarnation→生まれ変わり
彼岸花→転生・また会う日を楽しみに・再会
赤色の海→夕日の落ちる刹那
シーラカンス→生きた化石
周りが変化していく中
一つを思い続けて変わらずにいるモノ。
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赤色の作品 はシーラカンス。
赤い背景とシーラカンスの青の対比が今でも気に入っていてずっと同じコンセプトで描いています。
「置いてけぼり」の子ですが
悲しくも、寂しくもなく、ただ信じて待っている。
という子です。
「Orange ⇄ Aerial」
参考曲「Aerial」 fox capture plan
あちら側を覗き込む雨上がりの夕方。
一番星を求めて泳ぐジンベエザメの姿が見えます。
また、参考曲の都会的で爽やかな風を感じるような雰囲気も出してみました。
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橙色の作品です。
イラストのような絵柄で描いていました。
今では描けない夕日の鮮やかさ…。
この時は唯一の
わかりやすく こちら側とあちら側
を繋いだ絵です。
「Lemon ⇄ Defect」
参考曲「Lemon」米津玄師
Defect→欠陥
帰らない存在となってしまった相手を見つけ
再会喜ぶイルカ
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黄色の絵は、ヨミとニコの元になった作品です。
ニコは泣いていますが今みたいにちゃんと口角上がっていますね。
正直にいうと、ただ骨が描きたかっただけの作品です。
「Viridian ⇄ Wandering」
参考曲「Wandering Leaves」Gecko
Wandering→彷徨う
どこかに続くはずだった、使われなくなった廃線と漂うクラゲ
まだ線路が使われてた頃を思い出しながら。
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緑の絵。今でも結構気に入っている絵です。
廃線で良いですよね…。
廃線にはパラレルワールド的な意味を持たせたりしてます。
廃線の先が暗いのや、空が曇っていることから
もしかしたらあったかもしれない未来と
それを後悔している魂(クラゲ)を描いてます。
「Cerulean ⇄ Flow」
参考曲「Cerulean Flow」Gecko&Tokage Parade
Flow→流れ
「約束」をしていたアマクサクラゲの姿をした「彼女」との別れ。
祝福のカサブランカを手向けに。
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青の絵。
アマクサクラゲは別れた恋人の魂
カサブランカ は 結婚式にもお葬式でも使われるのと左手に持たせて、落とした事で
結婚の約束をしていた恋人と死に別れた。
を表現してます。
またこちらは音楽作品
「little sea moon -music book-」の元ネタになった絵です。
「Indigo ⇄ Echo」
参考曲「Echo」DEAN FUJIOKA
Echo → こだま、共感
終わりの見えない 藍色の砂漠
途方も無い旅をするオニイトマキエイの群
どこへ行くのかは、誰にもわからない。
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藍色の絵。
あちら側の世界を自由に泳ぐエイ達。
泳ぐ姿が羽ばたくようにみえるので
星空を泳がせました。
あちら側 が主に夜の世界になったのはこの絵が元です。
「Violet ⇄ Alone」
Alone→ひとりぼっち
参考曲「 I Dance Alone」toe
古い潜水服を着た「昔の人」
その場所を愛するあまりに永遠の時間 を手に入れた。
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以前別記事にも記載した 先代のヨミ です。
彼は海を愛して、海と一緒にいるために沈んだ人間。
沈んだ深海から自らの国を作っていきました。
この深海は彼だけの聖域。
それが あちら側 ヨミノクニ。
現在ではオウムガイの姿で真っ暗なシンカイに1人つつまれています。