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サブカル

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#水道橋博士

阿佐ヶ谷ヤング洋品店旗揚げ

 きっかけはささいな車内での会話からだった。  水道橋博士はラジオ収録を終えて、私の運転するMAZDA車のリアシートに乗り込み日課であるエゴサーチに勤しんでいる。  ルームミラーで様子を伺いながら、ひと段落した頃合いを見計らって声をかけた。 「博士は、最近ライブやりたくなったりしませんか?」 「ライブやりたいよ。俺、全然ライブやるよ」  何故かとても強気に答える博士。しかし、予想以上にしっかり食いついてくれた。手応えを感じる。 「そうですか。実は、テレビもひと段落

文庫版が発売!『藝人春秋2 ハカセより愛をこめて』発売中『藝人春秋3 死ぬのは奴らだ』3/9 発売

単行本の発表から3年……。 待望の文庫版が 432ページの超絶ボリュームで 発売されることになりました! 「『藝人春秋』はエネルギーの塊である。 面白かった。 面白すぎた。 僕はエネルギーでぶっ飛んだのだ」 ダースレイダー(解説) 「藝人春秋」では 芸能界に潜入した ルポライターとして 怪人、奇人たちを活写した 水道橋博士が、 今回は週刊文春の 新谷誠編集長(謎のボスM)の命を受けて 「芸能界に潜入したスパイ」として 偉人、怪人、奇人たちをその機密、 タブーにまで触れて