NFT購入方法| 初心者でも5分でわかる!【海外&国内サイトを完全網羅】(2021年4月最新版)

最近話題のNFT。今回は芸術作品について、NFTの購入方法を解説します!

NFTを購入するには、海外サイトの「Opensea」がおすすめです。

国内でも「nanakusa」や「NFT Studio」などがありますが、どちらもサービスが始まったばかりで不安が残ります。

一方、Openseaは2018年にローンチされて以降、海外でも最大規模のマーケットプレイスなので安心できます。

🇺🇸海外サイト一覧

Opensea、Nifty Gateway、Rarible、SuperRareなど多くのサイトがあり迷ってしまいますが、初心者の方にはOpenseaがおすすめです!

Opensea

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海外で最大のNFTマーケットプレイスであるOpensea。
デジタルアーティストBeepleの作品が75億円(6900万ドル)で取引されたのも、このOpenseaになります。

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2018年1月にサービスを開始しており、数あるNFTマーケットプレイスの中でも運営歴が最も長いサイトです。

取り扱っているNFTも豊富で、芸術作品からゲームのアイテム、はたまたドメインまで幅広いトークンを取り扱っています。価格帯も0.05ETHから500ETH(1億円!!)を超えるものまでラインナップが充実しています。

また、NFTを作るための規格(ERC-721、ERC-1155)もサポートしているため、Opensea上でNFTの作成から売却まで一気に完結させることも可能です。

NFTが無料で発行可能で、アップロードできるファイル形式の種類が多いのもポイントです。

発行済みのNFTでも売買前であれば修正可能という点も、駆け出しクリエイターにとっては嬉しい機能になります。なぜなら、他のサイトでは「わざわざガス代を払ってNFTを発行したのに、間違えた作品をアップロードしてしまった! ガス代が無駄になってしまった…」というケースが起こり得るからです。

取引方法は主に2種類で、決まった額での取引形式とオークション形式が多いです。購入する場合の見分け方ですが、「Price」と書いてあれば決まった額での取引形式で、「Bid」と書いてあればオークション形式になります。
無名のアーティストの作品も数多くあるので、実際に取引するのが不安な方もいるかもしれませんが、さすがブロックチェーン企業というべきか、スマートコントラクトを使用した取引になるので支払いのトラブルを心配する必要は全くありません!

「スマートコントラクトって何?🤔」という方に向けて説明しますと、例えばメルカリで商品を購入するケースと比較して考えてみましょう。メルカリでは欲しい商品が決まったら、購入者が先に代金を支払いますよね。その後、お金が払われたのに売主が商品を発送しない、なんてことも有り得てしまいます。

一方、スマートコントラクトを使用すればそのような心配は無用です。「商品の代金を支払う」という行為と「商品を相手に届ける」という行為が完全に同じ瞬間に行われるテクノロジーだからです。ちなみに”Wyvern Protocol”というスマートコントラクトの手法が採用されています。

Openseaのデメリットとしては、芸術作品だけを買いたい場合に若干探しづらい、という点が挙げられます。ゲームアイテムなども多く出品されているので紛らわしく、現時点ではオプションやフィルターでも絞り込めないのがやや不便です。

Rarible

OpenseaはゲームアイテムなどのNFTまで幅広く取り扱っていましたが、こちらのRaribleは芸術作品に特化したマーケットプレイスになります。

Raribleといえば、「RARI」というガバナンストークンを発行していることで有名です。つまり、Raribleの運用や開発の方針を運営に任せず、RARIを分け合っている人々で民主的に決めよう、ということです。RARIの保有数に応じて、サービス運営に関する議決権を手に入れることができます。もちろん、こうしたサービス運営に興味がなければ外部の取引所でRARIを売却することも可能です。このように、ブロックチェーンの「分散」という思想が色濃く反映されたサービスだといえます。(英語記事ですが、公式の説明リンクはこちらになります。)ちなみにRARIはNFT取引をした双方にインセンティブとして付与される仕組みになっています。

オークションの形式にも特徴があり、アーティストは「オークションで落札されるまで作品の一部を公開しない」といったオプションなどをつけることも可能です。アーティストの遊び心にあふれたサイト設計ですね!

Raribleのデメリットとしては、オークション形式での売買が不可能な点が挙げられます。世界に一つしかない芸術作品の値段が青天井に吊り上がっていくシーンを見られないのは少し悲しいですね…

Nifty Gateway

こちらも芸術作品に特化したマーケットプレイスです。

著名なアーティストの作品が多く登録されているので、「厳選されたプロの作品を購入したい!」という方にピッタリですね。

NFTを買うときもクレジットカードだけあればok、という手軽さが魅力ですね。(後述しますが、Openseaなど他のマーケットプレイスですとメタマスクと呼ばれるウォレットを準備しないとNFTを買えません。)
そのため、売主からしても作品がすぐに売れやすいというメリットがあります。

また、手数料が比較的低いことも特徴です。primary sales(あるNFTが初めて製作者から売られるとき)では手数料がかからず、secondary sales(primary salesの後、作品がまた別の所有者に転売されるとき)以降では手数料は5% + 30セント となります。

Nifty Gatewayのデメリットとしては、アーティストとして登録するのに審査が必要なので初心者が出品するのは難しい、という点が挙げられます。

SuperRare

基本的な特徴は他のサイトと同じです。

手数料については、初めて作品が取引される時は15%の手数料がかかり、それ以降の転売に関してはアーティストは取引額の3%を受け取ることが出来ます。

🇯🇵国内サイト一覧

日本語に対応している国内マーケットプレイスは、nanakusaやNFT Studioなどが挙げられます。

nanakusa

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スマートアプリ社が運営するマーケットプレイスです。

特徴としては、誰でも自由に作品を掲載できるわけではなく、審査に通ったアーティストのみが公認クリプトアーティストとして芸術作品を掲載できるようになっています。

他のサイトで実績を積んでから登録申請してみると良いでしょう。

NFT Studio

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CryptoGames株式会社が運営するマーケットプレイスです。

CryptoGamesといえば、BCG(ブロックチェーンゲーム)でお馴染みの「クリプトスペルズ」を作っている会社ですね。

もしかしたら、クリプトスペルズのイラストレーターである斎創(さいそう)先生のNFTが見られるかもしれませんね!どんな作品が登録されるのか、今後に注目です。

miime

現時点で芸術作品の取り扱いは無いのですが、ブロックチェーンゲームアイテムのマーケットプレイスとしては国内最大級となります。

TOKENLINK

こちらも現時点で芸術作品の取り扱いは無いのですが、IOSTに特化したマーケットプレイスとなります。

💰NFTの購入方法

実際にOpenseaでNFTを買うやり方を説明していきます!

(事前準備1)仮想通貨の取引所アカウントを開設する
既に開設されている方はこの手順は飛ばしてokです!

NFTはイーサリアムという仮想通貨を使って取引が行われることが多いです。その際、ETHアドレスという送金用のアドレスが必要になりますので、まだ取引所のアカウントを持っていない方はBynanceなどの取引所でアカウントを開設してしまいましょう!

(事前準備2)メタマスクを準備する
メタマスクを持っている方はこの手順をスキップしてくださいね!

メタマスクを準備しないと、以下のような画面が出てきてOpenseaに登録することが出来ません…

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Openseaにメタマスクを登録する

Opensea(https://opensea.io/)にアクセスし、右上のアイコンから「My profile」を選択します。

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するとサインイン画面に移動しますので、青い「Sign In」のボタンを押します。

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正しいウォレットが選択されていることを確認したら、「Next」をクリックします。

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サインインが完了すると、プロフィール画面に移動します。これでNFTを買う準備が整いました! 必要に応じてユーザ名やアイコン画像などを編集できます。(本記事では省略)

作品を探す

サインインが完了したら、さっそく上部タブの「Browse」ボタンを押してみましょう! 現在掲載されている作品の一覧が確認できます。これから値上がりしそうな作品をじっくり探すのも醍醐味ですよね !

アーティスト名や作品名、特定のジャンルなどで検索したい場合は、上部の検索ボックスから検索できます。

必要に応じてフィルターなどで絞り込みをかけてみるのも良いですね。

作品を購入する

NFTには価格が決まっているタイプと、オークション形式で購入できるタイプの2種類があります。

↓価格が決まっているタイプのNFTは、「Buy Now」の青いボタンを押して購入できます。

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すると以下のポップアップが出てくるので、NFTと金額を確認します。確認後、「Checkout」ボタンを押します。

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メタマスクが起動し、ガス代を含めたトータルの料金が表示されます。確認して、「Confirm」を押しましょう。(ちなみにガス代とはEthereumの取引手数料のことです。Opensea以外のプラットフォームでも、Ethereumのトランザクションには同様の取引手数料がかかります。)

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↓オークション形式で購入できるタイプのNFTは、「Place Bid」の青いボタンを押して入札できます。

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オークション形式で入札する際の注意点として、ETHをWETH(Wrapped Ethereum)に変換する必要があります。(Opensea内でカンタンに変換可能で、変換手数料はありません。) WETHとはオークション入札用の通貨です。
例えば0.5WETHを持っていれば、作品Aに0.5WETHで入札しながら、同時に別の作品Bにも0.5WETHで入札することが出来ます。(つまり、0.5WETHしか持っていないのに、1.0WETH分の入札が可能になる!)その後、作品Bを落札できれば取引が完了し、作品Aへの入札が自動で無効になる、という仕組みです。

ETHからWETHへの変換ですが、入札額を入力(Enter your offer)すると、自動で「W-ETH Station」の画面に切り替わります。WETHに変換したい額を入力して「Upgrade」ボタンを押すと、自動で変換が完了します。

その後、見事落札できたらスマートコントラクトによってWETHとNFTが交換されます。

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