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棒灸用の竹箱で箱炭灸,試行中です!

上記の投稿記事で紹介しました棒灸用の箱灸ですが改造して試行錯誤中です。

と言うのも普通の棒灸であれば煙たく,かといって炭化もぐさの棒灸を使うとなると扱いが面倒,特に消火に手間がかかり,ついつい「おわん灸」ばかり使っていました。

本来なら軽くて,簡便な温灸器としてのポテンシャルもありながら,どうして利用しづらいのかと原因を探りながら,改造したり炭の組み合わせなどもいろいろ試してみました。

ようやく,試作器としてまとまってきたのでイの一番にネット公開です。
試用した患者さんにも「自宅でも使いたいから買いたい」とまで嬉しい感想が聞かます。

使用したのはトワテックの単穴の竹製の棒灸ホルダーです。

これは棒灸の灰落下防止のために竹箱内部に金網が付いているのですが,その金網にアルミ箔を敷いてカバーしました。
また蓋の棒灸を差し込み口にもアルミ箔を丸めて詰め込み熱が逃げるのを防いでみました。(TOP画像参照)

そして使用する熱源は「温灸用もぐさ」ではなく,ご焼香用の炭です。
以前,おわん灸で紹介した「ミニ香灰」も使えなくはないのですが,皮膚と距離のある箱灸だと何個も使うため「なにわ香灰」だと1個で足りてリーズナブルです。

なにわ香灰は送料込みで2500円程度ですが,50本入りでその1本が3つに小分けでき150回分です。
ちなみにミニ香灰の一本2.5g,1片は0.5g
なにわ香灰の一本4.5g,1片は1.5gと3倍の重量で熱量も比例すると思われます。

おわん灸がコーヒーを引いたうえで0.5gのミニ香炭で十分なのは皮膚との距離でしょうね。
ちなみに竹箱灸の場合は2cm弱ほど皮膚との隔たりが空いておりますのでミニ香灰だと3~5片くらい使います。

またそれ以外にも,山正もぐさん箱灸に憧れはしますが,1回の施療で使用すると50円程度かかります。
上記のなにわ香灰でしたら1回の施療は1/3程度まで抑えること可能です。
ちなみに棒灸用の炭化もぐさRINDOUだと180分の燃焼時間で1本あたり300円なので3人の施術に使えたとしても1回分100円です。
なにわ18円 < もぐさん専用炭50円 < RINDOU100円