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ガンダムSEED FREEDOM観て成仏した話

ガンダムSEED放送当時は中学生で現在は立派なアラフォーになった女です。
おそらくこれを読んでいる大多数の方々は同年代なんじゃないかと推察します。
そうです、このnoteを読んでいる人は同じ20年モノの地縛霊です。
みなさん当時のアニメージュとかNewTypeとか買ってましたか?
SEED映画化って表紙、実家にまだありますよ。
当時は20年後に映画化されるなんて思ってなかったですねガハハ。

さて、SEED映画化プロジェクト始動!と報道された時、「いや今更?」「といってまた数年後でしょ」と正直思いました。
SEED放送終了後、ずっと待っていた映画化。しかし新作のガンダムシリーズが次々と放送され、別のガンダム作品で先に劇場版が公開された時は「もうガンダムSEEDシリーズの映画化は永久凍結なんだ」と思いました。
でも諦めたくない!ってことで生き続けた先での報道でした。正直期待薄。

余談ですが、MBSアニメフェスで何度かSEED作品が露出しましたが、若い人はSEEDに馴染みがなく、「あぁ、声優が豪華なガンダム」って感じでしたが、実際興奮しているのは我々のようなアズラエルばりに目が血走ってるオタクだけでした。SEEDオタク、あの混沌としたC.E.の世界を駆け抜けてるから屈強なオタクに仕上がってる(褒めてる)

上映スケジュールが公開されると「ほんと…?」とステラのような状態に。もうSEEDファン全員ステラになってるし、公式が「約束するよ…」とネオみたいなこと言ってきたから正直嬉しいし不安だし怖くなってきた。

公開日が近づくにつれて、再び露出を始めるSEED。
今令和だよね?と何度も家族に確認をしてました。令和の時代にC.E.の世界を見れるなんて思わないでしょうよ。誰が想像しましたか?人の夢!オタクの業!状態。

公開初日、吐きそうになりながら劇場に向かいました。20年間の思いが胸に詰まりすぎて息が苦しかったです。手は震えてますし、心拍数はずっと高い状態。
SEED第一話の「すべてはザフトのために…」と言ってたザフト兵のような気持ちです。

ネタバレになるので本編の詳細は控えますが、「キラヤマト〜」の出撃ボイスとSEEDのロゴを観て号泣しました。
デュランダル議長がタリアと結ばれなかったから怒って提示したデスティニープランを否定して再び混迷の世界となったC.E.の世界で争いをなくすために争ってるキラたちを見ると苦しくて涙が出ます。
これも泣きながら書いてます。多分みんな泣きながらnote書いてる。

ストーリーについては、本当のSEEDではない気がします。
脚本家が変わってしまっているので仕方のないことですが、きっと彼女ならキラやアスランの言動は違ってるのでは?と思うシーンは多々ありました。しかし、彼女のキラたちを感じ取れるシーンもありました。(監督のインタビューから推察するに前半部分は彼女が遺したSEEDの世界なのかな?と思いました)

個人的には後半の怒涛の展開は賛否があるだろうなと思いましたが、とても満足です。DESTINY見てるから何が起きても動じません。
ただ、アスカガが報われて本当によかった。アスランめっちゃカガリン大好きじゃん。これならユウナも死んだ甲斐があります(ない)

20年という長い年月が経ち、再び公式でキラたちを見ることができて満足しています。彼らの生きる世界はこれからも争いが絶えず、キラたちはこれから先何度も「これが正しい道だったのだろうか」と自問自答していくことでしょう。
でも、キラはもう大丈夫だと思います。そう確信しました。

SEED最終話からずっとキラは悩み続けて鬱状態で、それを隣で見てきたラクスはずっとキラを戦場に戻したくないと考えていたと思います。
SEEDでフリーダムをキラに渡す時も「こんな優しい人がどうして戦場に行かなければならないのだろう」と思ったでしょうし、今もずっとそう思ってると思います。

願わくば、キラがMSに乗らずに平穏な毎日を送れるようになってほしい。
そう思いながらラクスもカガリもアスランも尽力してきたと思います。
擦り切れながらも絶対的な強さのキラを見て、シンも不器用なりに守りたい・力になりたいとずっと思ってきたんだなと思うと泣けてきます。

みんなのその気持ちが見れただけでこの映画は価値があります。
どのキャラも戦争を通して大人になり、自分で考えて道を選んでた。それが見れただけで満足です。本当に成仏できる。

福田監督、本当にありがとうございました。
SEEDファンはみんな成仏できます。
いや、ほんとに。
あと最後のED曲の入りかたマジで鳥肌立ちました。
曲の使い方が天才すぎる。

See-SawのED曲もキララクで本当に安心できます。泣きました。
こうやって世界観を尊重して曲を作っていただけること、本当に幸せです。
今も聴きながら書いてます。

キラ・ヤマト好きで追いかけ続けた20年、悔いないです。
本当にSEEDの映画化をモチベーションに生きてきたので、生きる理由が見つからない状態ではあります。
でも、カガリが「生きることのほうが戦いだ!」って言ったので生き続けます。

亡くなったキャラたちの欠片も見ることができて本当に良い作品でした。
SEED・DESTINYをしっかり見てないとわからない小ネタが多いので、Youtubeに上がってるダイジェストだけ見ると「???」と思う部分が結構あると思うので、ぜひ本編をすべて観てから劇場に足を運んでいただきたいです。
(可能であれば小説版も読んで欲しい)


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