love tune

唐突に文章を残そうと思った。気持ちの整理する時間と場所が欲しくて、なんとなくnoteを始めることにした。とりとめもない文章になるかもしれないが別にそれで良い。



13歳の時に鬱病になった。病院には行かなかった。「あなたは鬱病です」と言われるのが嫌だったし、言われなくても十二分に自覚していたから。

歩くときは足元を見るようになった。表情筋が硬くなり上手く笑顔を作れなくなった。人前で発狂してしまったこともあった。死にたかったし、死のうとしたこともあった。

そんな時に音楽に出会った。夜に自室に篭りイヤホンかヘッドホンで聴く音楽だけが救いだったし、救われた。夜の雰囲気の曲が好きなのはこの音楽体験に由来するなのかもしれない。(最近は夜の雰囲気がない曲でも沢山好きな曲があるが)それで音楽は人を救うことができることを知った。アーティストに対するリスペクトも生まれ、それまで音楽なんて一切やったことなかったが自分も音楽で誰かを救いたいと思った。だからギターを始めた。



最近、「love tune」という曲を制作した。

今までj-popの制作はあまりしてこなかったが、僕は元々j-popを沢山聴いてきた人間だし、popsは多くの人に届く音楽だから一旦、今の自分の作詞作曲編曲技術を全部集結させてj-popを作ろうと思った。

j-popだがヒップホップ、オルタナティブロック、ファンクの要素も取り込んだ。


歌詞の話。

小学校のとき、真剣にソフトボールをやっていた。そのソフトボールチームの監督にずっと「お前はやればできる子だ」と言われ続けていた。この言葉に根拠なんて無いと思うけど、僕はこの言葉にずっと救われてきた。出来るか出来ないか迷うことがある度にこの言葉を反芻しては挑戦してきた。そんな僕にとってのマジックワードを僕も誰かにあげたかった。  

先述したように精神疾患を患った過去がある僕だが最近、友達とかと遊ぶと「この人生もそこまで悪くないかもなあ」と思えるようになった。そんなら思いがそのまま歌詞になった。


この曲は今のやりたこと全部できたし自分は最高の作品だと思っている。だからこそ誰にも届かなかったらどうしようかと思う。誰にも届かなかったら音楽との向き合い方も変わるかもしれない。この曲で救われる人がいないなら(自分自身は救われたが)本当に才能が無いんだなって絶望してしまうかもしれない。


おしまい。