恋人に振られたので小腸飼いました
こんにちは。螺子巻もづるです。
先日、10:0で自分が悪い理由で恋人に振られたのですが
それをきっかけに小腸を飼い始めた私の日常を綴ります。
小腸との出会い
振られてすぐはショックだったので、とりあえず話し合いをした後、「どう考えても100%私が悪いなぁ」と思いながらも、近所の公園に穴を掘って埋めることにしました。手短に済ませたかったので、全て業務用スーパーに売ってる豚肉くらいの大きさにしてトレーに乗せてラップをし、
全部500g500円のシールを貼って埋めました。お買い得です。
「犯人は再び現れる」といいます。
私は次の日、肉から芽が出て花が咲いてないかと散歩がてら見に行きました。アリの巣を見ながら、「同棲できて羨ましいな」と思いました。
すると、
何かいました。
小腸がいたのです。
すぐに分かりました、あの人みたいな動きで、
可愛かったから、大事だったから、愛しかったから
飼うことにしました。
小腸の飼い方
小腸は体の3倍以上とぐろを巻いた状態で3倍以上の大きさの水槽があればいいようですので、家に余ってた虫かごで飼うことにしました。
床材も調べたのですが、土だと誤飲による腸閉塞が起こり得るそうなので、とりあえずペットシーツにしておきました。
捕まえてすぐはこのようにしてたのですが
ちょっと落ち着かなさそうだったのでネットで調べたことを参考に
住処を作ることにしました。
この方がやっぱりリラックスしてるように感じます。
餌は最初は生餌だったのですが
やはり小腸の持ち主の食の好みは関わるようで、
雑食ではありますが元恋人と同じで野菜は食べません。
飼いたいと思っている方は、なるべくなんでも食べられる人と一緒にいておくのがいいのかもしれません。
栄養が偏るので人工飼料に変えました。
あまり売ってないので入手困難なので、同じ成分のものを探した結果、
過敏性腸症候群で合わなかった薬を主に与えています。
小腸と暮らす日々
小腸はとてもかわいいです。
言葉は発っさない、感情表現も少ない、ハンドリング等のふれあいも
あまり得意ではないようですが、
慣れてくると私が覗きこんだだけで「ご飯かな?」と出てきてくれます。
私はそんな、警戒心が強い生き物が安心してくれることにとても愛しさを覚えます。気長に、ゆっくり、慣れてもらうことがコツのようです。
ああ、あの人と同じ。
あの人と同じ。
動きが速いのに怠惰。
君が私の手に乗って眠れるようになればな、
と思いながらも、まだまだ先な気がします。
失恋したときは
ある程度泣いて、友達がいれば友達に話を聞いてもらい、友達がいれば友達と飲んではっちゃけ、友達がいれば友達の大切さに気づき、
それが無理なら小腸を飼いましょう。元気になれますよ。
あの人、まだ眉毛と足の小指が見つからないんですって。
早くちょうちょになりたい