公共バスの重要性

田舎の公共バス、特にコミュニティバスは、空気を運ぶための機関になっている。東北や九州では違うのかもしれないが、私が見た範囲では、コミュニティバスが多くの人を運んでいることはない。住民の要望に答えてコミュニティバスを走らせてみたが、需要を集めることができず、対策もないということだろう。

しかし公共バスは極めて重要である。地球温暖化の進行を遅らせられる、数少ない手段だからである。

仮に、1万人が住む地域に1万台以上の自動車があり、毎日約5,000台が動いていたら、排出されるCO2は約◯◯である。※1 その地域が500台の自動車と10台の公共バスを所有することに変わり、毎日約250台の自動車と10台の公共バスが動いていたら、排出されるCO2は約◯◯である。※2 ということは、公共バスを活用することで、排出されるCO2が◯分の1になる。※3 これが、約1億2千万人が住む日本全体に拡張できれば、排出されるCO2は2010年の排出量と比較して、◯分の1になる。※4

また公共バスには別の意義もある。

渋滞する > 道路を作る > 一時的に渋滞が緩和する > 「あっ、この道、空いてる」と思った人がその道路を利用する > やっぱり渋滞する > 道路だらけの街になる > 味のあるお店が潰れる > チェーン店ばかりになる

ということで日本はどこでも同じような町並みになっている。自動車の数を減らすことは、街の景観を悪化させないためにも重要である。

公共バスは地球温暖化対策として、街の景観を改善する方法として重要なのである。


※1、2、3、4 ◯◯に入る数字が分かったら、お教えあれ。

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