見出し画像

道の発展

江戸時代に入ると、江戸と各地を結ぶ重要街道として東海道、日光街道、奥州街道、中山道、甲州街道の順に5街道が整備されました。

その5街道の起点は日本橋です。今日、「東京まで〇〇キロメートル」の標識を運転中に見かけますが、多くは日本橋までの距離を示しています。

将来の物流手段であった水運(河川や海)に加え、陸路からも多くの物産が集まった当時の江戸は、日本橋を中心に市場が大賑わいをみせたといいます。

一説によると1800年代に入り、江戸の人口は120万人にも達し、ロンドンの90万人やパリの50万人を凌ぐほどでした。

一方、主要都市から江戸までをつなぐ各街道沿いでも、人馬を休めるための宿場町が随所で設けられたことにより人や物の往来がよりスムーズになりました。

「道」の大きな役割は、人や物を運ぶ交通機能です。道路がつながっているおかげで、私たちは安心かつ快適に目的地へ移動することができます。

日頃、何気なく使っている道路に対しても感謝の心を持ちたいものです。

今日の心がけ◆道路の重要性に関心を持ちましょう

(出典:職場の教養2024年4月号)

ここから先は

2,398字 / 1画像

¥ 300

この記事が参加している募集

新生活をたのしく